昨日のマーケットは株式市場が2日連続の大幅続伸しNYダウは2.8%高、NASDAQは3.4%高の動きとなった。
アメリカの求人件数(JOLTS)が予想外の低下を見せたことにより、労働市場の逼迫感が後退しているとの思惑から、FRBの利上げ姿勢も鈍化するのではないかと捉えられたか。
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求人件数は110万件の減少となっており、減少幅は2020年4月以来の低下幅となっている。
米国債金利が一時低下し10年金利は3.56%まで低下する場面も見られたが、株式市場が大幅上昇する中で金利の低下幅は小さい動きに。
米ドルはロングの巻き戻しが優勢となり、売られる地合いが継続した。ドル円は144円台後半から一時143円台まで下落しており、欧州通貨も対ドルで強含みの展開に。
一方で昨日オーストラリアでRBAの政策金利が発表されたが予想以上に小幅な引き上げとなったことを受けて、豪ドルは対ドルでもそこまで強い動きにはならず金利のピークが意識される政策会合となった。
また原油価格はOPECの減産を検討しているとの報道から、大幅上昇する動きとなっており、1バレル86ドル付近まで上昇してきている。
現在の株高はブルトラップになる可能性もあり、まだショートカバーの域を脱していない可能性があるが、それでも年末に向けて上昇するアノマリーを考えると、ここは少し仕込んでおきたいという動きと考えている。当然再度下方向で推移する可能性もあるが、下落した局面では拾っていくスタンスでトレードする予定。
日経平均株価も先物ベースで27,200円付近まで上昇してきており、27,200円はレジスタンスラインとして意識されることから、本日は一旦この水準で止めると想定している。
仮想通貨市場は株高を受けて総じて上昇する動きとなっており、ビットコインは20,000ドルを突破する展開。
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先日一度20,000ドルから続伸したものの、一気に上で叩かれる地合いとなっており、現在週足チャートで見ると、長期的なレジスタンスラインを再度挑戦しているような位置で推移している。
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このラインは意識されると考えているため、ここを上方向に突破できれば、年末までにちょっとしたラリーも期待されるかもしれないと考えていることから、ここ数日の攻防はチェックしておきたい。
ハッシュレートは市場最高値を更新しており、ビットコインの価格は下落する中でもハッシュレートは上昇基調を継続させている。
日本ではCoincheckがアニモカブランズと戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。
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中島 翔
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