昨日のマーケットはドル円の上昇が止まらず、一時143円台を突破。
注目されていたアメリカの非製造業景況感指数が市場予想を上回る結果となり、金利が上昇、10年金利は3.36%まで上昇しており、ドル円上昇のスピードを加速させた様子。ドル円は141円台から143円台まで2円ほど上昇しており、日本の鈴木財務相から若干牽制するような発言が入ったが、コメントに強さは見られず完全に市場は無視している状況で、日銀が何もできないことを見透かされているようだ。
米国株市場も金利上昇から売られる展開となり、指数全体が下落。
中長期的にはかなりのショートポジションが積み上がりつつあるため、目線としては短期的にはショート目線で、中長期的にはロング目線も視野に入れておきたいという印象。金利上昇した場合はそれだけ株式が割高と判断されることから、金利上昇がどこで止まるかで株式市場の方向性が決まってくると考えており、ある程度金利上昇が止まったらそこは一旦短期的な買い場となるとも考えている。しかし強気になれる相場ではないため、上値が思いということは意識しておきたい。
昨日はオーストラリアで政策会合が行われ、0.50%の利上げを予想通り行ったが豪ドルは予想通りということもあり反応は限定的。オーストラリアは中立金利を2.6%付近で見積もっており、今後はこの水準以上の政策金利には引き上げてくるか。オーストラリアは資源大国でもあり、先進国の中でもある程度資源を保有しているということから収入増加も見込める国でもあるため、豪ドルの下落圧力は限定的と考えていい国と思っており、下落したタイミングでは拾っていくことが望ましい通貨と言えるだろう。
仮想通貨市場はほぼ横ばいでの推移が続いていたが、NY時間に若干下落する動きに。
イーサリアムのマージがあと1週間くらいと言われている中、「マージ」第一段階となるBellatrixが成功したということで、一時イーサリアムが上昇したが、NY時間のビットコインの下落に連れ安となり、上げ幅を失う展開に。イーサリアムクラシックも一時41ドル付近まで上昇していたが、一気に急落しており34ドル付近まで下落する等上下に激しい展開となっている。
ビットコインやイーサリアムの価格はそこまで大きくは変動していないが、レバレッジレシオに関しては上昇方向で推移しており、短期的なレバを利用したポジションが積み上がっていることがわかることは把握しておきたいところ。
レバレッジレシオが高まっているということは今後の値幅が大きくなるという理解になるため、足元の下落がさらに加速するか本日の注目ポイントになる。
ポジションは日経平均のショートを打診的に構築している。
【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法
仮想通貨取引を始めるなら
中島 翔
最新記事 by 中島 翔 (全て見る)
- 脱炭素に向けた補助金制度ー東京都・大阪府・千葉県の事例 - 2024年10月22日
- 韓国のカーボンニュートラル政策を解説 2050年に向けた取り組みとは? - 2024年10月7日
- NCCXの特徴と利用方法|ジャスミーが手掛けるカーボンクレジット取引所とは? - 2024年10月4日
- Xpansiv(エクスパンシブ)とは?世界最大の環境価値取引所の特徴と最新動向 - 2024年9月27日
- VCMIが発表したScope 3 Flexibility Claimとは?柔軟なカーボンクレジット活用法を解説 - 2024年9月27日