昨日のマーケットはマチマチな動き。株式市場もほぼ変わらずの動きとなっているが、米国債金利10年は2.57%まで大幅下落しており、米ドルも売られる動きとなっている。
ドル円は米ドル売りから131円台半ばと先週からの下落の流れは止まらず、高値から8円ほど大きく調整してきている状況。
米国債金利のチャートを見ると、10年金利は3月中旬の水準まで戻ってきており、ウクライナ以降に上昇した金利上昇分は大分調整されていることがわかる。
また昨日発表されたISM製造業景況感指数は市場予想を上回るも6月から更に低下し、2年ぶりの低水準の数字に。在庫が余る中で先行指標となる新規受注も低下しており、景気後退の懸念が強まっていることが確認された。
昨日はアメリカのペロシ下院議長が台湾を訪問する可能性が嫌気され、株高を抑えている格好。
中国では不動産住宅ローンの不払いが大きな問題となっており、30兆円以上の規模の影響を受けることから、この話題も今後どのように流れていくのか気になる状況。世界的にコロナに対して緩和方向になる中で、中国はゼロコロナ政策で経済を落ち込ませてでも対応してきた影響が今出てき始めている状況。中国株からのアジア株に影響する動きは考えておきたい。
8月は元々株が調整しやすい時期でもあるため、あまり上値追いはせずに構えておきたい。
仮想通貨市場は株式市場が横ばいで推移する中、ビットコインは若干反発する動きに。23,000ドル台を回復しているが、まずは24,000ドル台を抜けてくる動きが出るかどうかが最初のポイント。
一方でイーサリアムは1,600ドル台前半まで若干軟化する動きとなった。
目立った動きもあまりなく、ビットコインのレンジが少し上がってきている印象なので、22,000ドルあたりで押し目が入っていることから、今のところ買い目線でいいか。
ニュースとしてはアメリカのCoinbase傘下のCoinbase PrimeがETH2のステーキングに対応する方針を示した。
ポジションは日経を朝から積み増ししており、下落方向の目線は変えておらず。ドル円も大きく利益が乗り始めているが、125円アンダーまでは狙っておきたいところ。
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中島 翔
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