昨日のマーケットはアメリカの第二四半期GDP速報値が予想外の-0.9%となり、リセッション懸念が高まった。
株式市場は指標発表後に下落する動きとなったが、リセッション懸念から利上げペースは加速させないという思惑から米国債金利が低下する中、株式市場は大幅に反発する動きに。NYダウもNASDAQも1%超の上昇となっている。金利低下の動きから米ドルも足元米ドルロングの巻き戻しのフローが入っており、ドル円は136円台から134円台まで急落。
気になるのは株式市場もデフェンシブ銘柄を中心に上昇する動きとなっており、まだ守りながらの上昇というムードがあるという点か。また昨日は金価格が上昇しており、景気後退の予想が反映されている印象で、まだ上昇ムードになるかと言われると難しいと考えている。
スワップ市場から予測される政策金利の引き上げ余地は年内で、3.25%前後でピークとなる市場予想となっており、利上げ幅もいよいよ限定的になりつつある。
ドル円は一旦調整ムードとなりそうなのでショート回転でここからは攻めて行きたいところ。
現在はインフレ鈍化の材料となる指標が出る場合に株式市場が上昇する動きになっているため、悪い経済指標の数字が公表されたとしてもインフレ鈍化に繋がるような指標の場合は好感することになるのは、通常とは違う動きとなるため注意しておきたい。
仮想通貨市場は総じて上昇する動きに。ビットコインは一時24,000ドル台を突破する場面も見られており、取引量も増加し始めていることからトレンドは上昇方向で見始めている投資家が増えてきているような印象。
短期的な需給を示すファンディングレートもプラス圏になってきており、センチメントは改善。MVRV Ratioも売られ過ぎの水準から回復してきており、地合いはやっと変化しつつあるか。
またThe Mergeで期待されているイーサリアムも1,700ドル台まで上昇しており、オプション市場でも上のコールが物色されている状況。
ビットコインやイーサリアムは一旦上目線で短期的には攻めて行けると判断して押し目は拾って回転させていく予定。
仮想通貨市場のニュースとしてはアメリカのアークがコインベース株を売却したことを発表している。
ポジションはドル円を短期でショートにしていたが朝方買い戻しで利益確定済。日経ショートと豪ドル円ショートを追加で構築している。
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中島 翔
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