昨日のマーケットは米国株が下落。アップル等ハイテク関連銘柄中心に売られており、NASDAQは2%超の下落を見せている。
ForwardのEPSを見ても株式市場が下落する中で、Forward EPSの低下は見られていないことから、ここからインデックスに合わせる形でEPSが低下すると、その分株式市場が更に下落する場面があるかもしれないと個人的には考えている。
大統領報道官からは明日のCPIは高い水準が予想されるというコメントを出しており、大統領報道官からこのようなコメントが出るのは珍しいことだろう。
為替市場は米ドル高が進行し、ユーロドルでは1.00台半ばまで下落。ユーロドルがいよいよパリティに到達する可能性の水準まで低下してきており、パリティとなるとユーロは流石に売られすぎという水準に入ってくる。そのためECBを含めてパリティに到達した後のコメントには注意しておきたいか。
ドル円もドル高を背景に137円台まで上昇しており、ドル高が止まらない動きに。一方で明日のCPIを控えてここから更に攻めることは難しいため、本日は137円を挟んだ展開となるか。
ニュースとしては米国住宅市場では購入のキャンセルが相次いでおり、個人消費を表すような数字が出ている。
またクレジットカードの消費も減少してきており、米国全体の個人消費は落ち込んできているということが徐々に表れてきているため、この辺りは次のリセッションを判断する上で頭に入れておきたい内容か。
仮想通貨市場は引き続き弱い展開。ビットコインは一時20,000ドル割れまで再度下落しており、オンチェーンデータでは色々な売られ過ぎの水準となってきているものの、一方で短期的には全く上がらないというセンチメントが強い動きとなっている。
イーサリアムも1,100ドル割れまで低下しており、先日トレンドが変わりつつあると思ったが、まだまだ重い展開になっている。
ニュースとしてはゲームストップがNFTマーケットプレイスのベータ版を公開しており、NFT市場の参入は引き続き続いている状況。また先日破綻したボイジャーデジタルの再建案では、顧客が全員保有していた仮想通貨を受け取れるという保証はないという話が出ており、連鎖的に仮想通貨市場に影響を与える可能性が出てきている。
ポジションは日経平均ショートは本日買い戻しで利益確定済。他は変わらずとなっている。
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中島 翔
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