先週末のマーケットは米国株市場が急反発。NYダウが+823ドル高となっており、NASDAQも+375ドルと大きく足元の下落分を取り戻す展開となった。
金曜日はミシガン消費者信頼感指数は50と過去最低の状況となっていたものの、先行きのインフレ見通しが下方修正されたことや、ブラード総裁のリセッションに対してのマーケットの懸念は行き過ぎとの見解等が短期的な巻き戻しを誘発したか。
ドル円は米国債金利が上昇したことにより134円台から再度135円台を取り戻す展開に。ドル円の上昇が再度続くとは考えにくいものの、一方で決めつけてトレードすることも問題なので、ゆっくりと売り上がっていく方針に変わりはない。
日本株も米国株高に連れて本日は26,000円台後半でのスタートとなっており、今週は木曜日にPCEデフレーターが発表されることからその辺りまで短期的な反発の可能性があるか。
米国株は7月には4-6月期の決算が発表されるため、ここで下方修正が出やすいのではないかと考えていることから足元の短期的な上昇にはついていけないと感じている。
足元はロックダウンを解除した中国関連の株価指数の回復が顕著に表れており、中国経済の動向次第ではコモディティ価格や豪ドルにも影響すると考えているため、少し注意して見ていきたい。
また秋には物価上昇率が二桁台に突入すると予想されているイギリスでは株価指数の上値が重くなると考えており英FTSEショートは再度エントリーを検討したい。
仮想通貨市場は金曜日SQだったこともあり、上値の重い展開となった。
SQ通過後には上昇しやすいアノマリーがあるため、今週に限っては底堅く推移する可能性もあるか。しかし株高にそこまでついていけていない印象なので、判断がこの水準は難しいところ。
ビットコインは短期的には24,000ドルも視野に入りつつあるが、ショートカバー一巡後どうなるのか正直予想が難しい展開。トレーダーっぽくこうなるだろうと解説したいが、ビットコインは足元は正直わからないというのが本音となっている。
ビットコインは2018年以降では6月は最悪のパフォーマンス月となる状況。
18,000ドルアンダーでは大口のクジラ勢がしっかりと買ってきている動きが観測されているものの、上昇トレンドに入ったとはまだ明確には言いにくい水準だろう。
仮想通貨市場のニュースではFTXがアメリカのBlockFiの株式を取得する方向で進んでいることが報じられている。
ポジションとしては大きく変えていないが、GBPUSDのロングを本日朝に追加している。
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中島 翔
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