昨日のマーケットは株式市場の反発基調が継続し大幅高の展開。日本円は対ドルで24年ぶりの安値水準となり、136円台後半まで一時上昇する動きとなった。
中古住宅販売件数はほぼ予想通りの結果となったが、アメリカの住宅市場は悪化している様子が見られており、引き続き家が買えないという世帯が大幅に増加している。「ニューヨーク近郊の州では週末に戸建て物件の見学会を開けば待機する車が列をなし、翌週月曜には最も高いオファーを出した人が落札する状況。」くらい逼迫している様子なので、アメリカの住宅市場の状況の高止まりは継続しそうな様子。
日米金利差の拡大から円安が継続しているが、ドル円で今月は7円幅と行き過ぎな様子も見られており、今年は既に年初から20円程度の上昇を達成していることから、個人的には引き続きリスク管理しながら売り上がっていく目線は変えていない。6ヶ月以上のスパンでみるとここは勝負のしどころと感じているため、ゆっくりとポジションを調整しながら長期的な目線でみるのがいいだろう。
個人的に気になったニュースは日銀の日本国債の保有量が総額の50%を超えてきているというニュース。あまりにも大量に保有し過ぎるのは当然ながら市場環境を歪める結果となり、金利上昇を抑制することが難しくなり、金利が上昇すると一気に日銀が損失を被ることになるため注意が必要だろう。
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現在日銀は全年限の国債を購入してきているが、10年金利を除いては金利が上昇しており抑制できていない状況となっている。
仮想通貨市場ではビットコインは21,000ドル台後半まで上昇するも、上値は重い展開が継続。
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Uniswapが秋からNFTの取引が可能となるというニュースが報じられ上昇する動きとなっている。
また足元、仮想通貨業界で人員削減等が行われている中、BlockFiに対してFTXが340億円の融資を行っており、FTXのCEOであるSam Bankman-Fried氏が以前から数千億単位で資金を投じていくと語っていたが、その一環の動きだろう。
ビットコインは上にも下にもいきそうな状況で、未決済建玉も大きく減少してきていることもあり、次の動きで下にいくようであれば下がったところは淡々と積み増していくというくらいのスタンスでいいか。あまり大きな話題もなく次の値動きが待たれる程度。
ポジションはドル円ショート、CHFJPYショート、EURUSDロングを継続。日経平均ショートを追加している。EURJPYはデイトレでロングして利益確定済。
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中島 翔
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