先週末のマーケットは米国株が上下に動きの激しい展開。中国人民銀行が予想外の利下げを行ったことで、寄り付き後は前日比プラス圏でスタートするが、その後下落の一途を辿り、引けにかけて反発。大規模なオプション取引の満期日だったことがボラティリティを拡大させたか。
S&Pはとうとう高値から20%の下落となり弱気相場入りを示唆している。週足で見ても7週連続陰線ととてもではないが買って行ける様子ではないため、株式市場は戻り売りを選好するしかないか。弱気相場入りは短期的にはマーケットを恐怖に陥れるとも言えそうだが、下記のチャートを見ると千載一遇のチャンスとも言えるため、長期的な投資家にはいい買い場を作っていると考えた方がいいだろう。
長くても2年8ヶ月弱気相場が続いた後回復しており、淡々と積み増していくというのが得策か。
ドル円も下記のチャートのように上値が重くなりつつあり、128円台半ば以降はショート目線でいいような印象。
オレンジの範囲内で推移すると考えていることから、下限に近づいたらロングという方法でもいいか。
先週末の大きなニュースとしてはオーストラリアで労働党が勝利し政権交代となっている点。対中強行路線は労働党でも継続するというスタンスで、アルバニージ氏が日米豪のQUADを重要視しそうな状況。
仮想通貨市場は死んだかのようにあまり動いておらず、ビットコインは30,000ドル台を回復するが上昇にトレンドは感じられない。
ビットコインの大口動向を見ると、中国のクジラが大幅に積み増していることに対して、米国のクジラは弱気姿勢を維持。アジア時間でビットコインは買われているが、米国時間では売られるという癖が足元ではあるためその点を頭に入れて取引した方がいいだろう。
NUPL値を見てもまだ緑の範囲で、まだ下方向に調整する余地があると感じる。
青色のラインまで到達した後に過去上昇局面に入っているため、その辺りまで下落する可能性があるということはシナリオとして考えておきたい。
ポジションはEURUSD、AUDUSDロング、日経ショートを維持。ドル円も短期的には戻り売り方向にも見えるが、そこでエントリーするのは怖いため個人的にショートエントリーは避けていく予定。
仮想通貨市場では22日の記念日である「ビットコイン・ピザ・デーBitcoin Pizza Day)」が祝われており、世界ではじめて仮想通貨で商取引が行われた日から12周年を迎えた。
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中島 翔
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