昨日のマーケットは米国株が総じて下落。NYダウが1,164ドル安、NASDAQが566ドル安と、足元反発していた動きを帳消しにするような動きとなった。
セクター別騰落率を見ても、消費関連とハイテクが大幅下落。
通常消費財関連銘柄はディフェンシブ銘柄として知られており、株安時には資金が流入しやすいセクターの一つだが足元ここから資金が流出しているということは頭に入れておきたい動き。
株安から久しぶりに円高方向への動きが強まっており、ドル円は128円台前半まで下落。クロス円も総じて下落しており、円高、株安の動きが見られている。
為替市場では一部ドル高に対して懸念されるコメントが出始めており、新興国等がドル建てで債務を抱えている国も多く、返済が大きくなってしまうことから、ここからさらに米ドル高になると協調介入の可能性があるという内容がニュースとなっていた。
ビットコインも株安の動きに連れ安となり29,000ドル割れの水準へ。
ビットコインは米国株の下落幅を見ても、あまり下落していない印象だが、一旦は下値を試すと想定している。後はどの水準で底値を形成するかを考えていきたいことから、ショートで攻めるのは厳禁。
仮想通貨市場のオプションは下のプットが引き続き増加してきており、下落に備える動きは続いている様子。一方でコールオプションを購入する動きも出ているようで、少しセンチメントはこの辺りで止まると考えている投資家も出てきている。現在の水準は相当重要な節目でもあるため、この水準を守れるかどうかは注目しておきたいところ。
ビットコインは実現価格というものが注目されており、現在23,000ドルから24,000ドル付近が実現価格の水準となっている。
最後の表は下落期間がどれだけ継続したかと、実現価格を下回って推移した日数を示しており、徐々に短くなっていることがわかる。ここを実勢価格が割り込むと底打ちしやすいというデータがあり、チャートからは26,000ドル台で止まると想定していることから、その水準から5,000ドル程度耐えることができるリスク管理を行いながらロングで攻めていく予定。
ポジションはEURUSDとAUDUSDのロングを保有。仮想通貨は元素騎士のMVトークンとSOL、BTCを保有している。
【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法
仮想通貨取引を始めるなら
中島 翔
最新記事 by 中島 翔 (全て見る)
- ユニクロ運営会社に見るサステナビリティ経営|ファーストリテイリングの環境・社会貢献策を解説 - 2024年11月29日
- 急成長するDePIN、ソーラーファーム×ブロックチェーン 「Glow」が描く持続可能なエネルギーの未来 - 2024年11月27日
- ユニリーバのサステナビリティ戦略 – ブロックチェーンで実現する環境保護とトレーサビリティ - 2024年11月27日
- 脱炭素に向けた補助金制度ー東京都・大阪府・千葉県の事例 - 2024年10月22日
- 韓国のカーボンニュートラル政策を解説 2050年に向けた取り組みとは? - 2024年10月7日