昨日は米国株が大幅下落する展開。債券市場は金利上昇する動きとなり、米ドルは上昇した。
昨日はパウエル議長が5月のFOMCの会合で0.5%の利上げを支持する認識を示したことで金利が上昇、株式市場は寄り付きは上昇するも、この発言をきっかけに反転下落する動きに。
ビットコインは株式市場との相関も強い状況は変わっておらず、42,000ドル台後半まで上昇していたが株式市場の下落に伴って40,000ドル台前半まで急落する動きとなっている。
FRBの利上げ織り込みも0.5%が連続で3回の可能性もあると先物市場では織り込んでおり、ここまで利上げスピードを早く織り込んでいることから米ドルがここから上昇する余地があるのかというのは少し疑問に思わないといけないか。
年初からの米国株の騰落率をみると、NASDAQが一番弱い状況で、やはり金利上昇の影響を受けている状況。そして次にラッセル2000の小型株指数で、NYダウは下げ止まっている環境が継続している。そのためNYダウあたりが崩れ始めると一気に下落する動きになりそうなため少し足元の動きは怖い。
一方でECBは7月の利上げを織り込み始めており、ラガルド総裁も短期的なインフレリスクが上振れ方向という認識を示していることから、ユーロは底堅くここから推移する可能性があると考え始めている。
仮想通貨市場では足元大幅上昇していたGMTが調整安となっており、天井から20%以上の下落を見せている。
ビットコインは50,000ドル超の水準で短期的なロングポジションを保有していた投資家は一旦損切りをしているというようなデータがみられることから、そこまで売り圧力というのはないと考えているが、ビットコインのチャートがあまりにも悪いため、本日ロングは見送り。ロングがある程度清算されたことが出てきており、短期的に売り切った様子にも見えるが少しまだ不安感は残る。
上記から考えると、まずユーロドルはロング方向でゆっくりと検討したいと考えており、1.0800ドル台前半まで下落したが、ここでロングはゆっくりと作っていきたいと思っているところ。
そしてNASDAQショートは継続しており、評価益が乗ってきているため、そのまま引き続き保有。日経平均株価もショート継続しており、26,000円台前半までは引っ張りたい。ビットコインはロングを保有していたがエントリー位置まで急落してしまったため、エントリー価格で一旦ストップに引っかかったことからポジションはフラット。ドル円ロングは保有しており、豪ドルは昨日94円台でのロングを推奨したが、昨日資源国通貨(MXN、CAD、AUD、ZAR、NZD)が一斉に売られているため、もう少し引きつけていきたいため様子見。
仮想通貨市場のニュースではゴールドマンサックスがFTXと協業可能性のニュースが出ており、世界トップの投資銀行と仮想通貨取引所ではトップクラスのFTXがどのように協業するのか注目が集まっている。
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中島 翔
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