昨日のビットコイン相場は上昇。ロシアがウクライナ東部2地域に独立承認をしたということを受けて一気に緊張感の高まりから、株安の動きとなり、ビットコインもリスクアセットということで売られていたが、アメリカのロシア制裁が今の所予想以上のものとなっていないことや、テクニカル的に売られ過ぎていることもあり反発する展開に。
引き続き37,000ドルから38,000ドルのサポートラインが重要となっており、戦争が起きて下落したとしても、そのタイミングが底になると考えている。
仮想通貨市場のニュースとしては、株式会社FISCOの連結子会社がNFTマーケットプレイスをローンチしたことを発表している。
ビットコインは価格が上昇しているものの、短期的なポジションをチェックするファンディングレートはマイナス幅が若干拡大している印象で、そこまでショートポジションが解消されているような印象はないことからまだ買い戻しされる余地はある。一方で短期的にはロシア次第というところもあるので、強気でのポジションは取れない状況。またちょうど4時間足でボリンジャーバンドの中心線に位置しているため、ここら辺で上値は重くなりやすい位置で推移している。
米国市場は株式市場が続落。バイデン大統領のロシア制裁の発表がされた後は買い戻しされ上昇する局面も見られたが、結局ジリ安の展開となり下落。一方で米国債金利は10年で1.94%まで大きく上昇しており、株式市場とチグハグな動きとなっている。ドル円は金利上昇を受けてドル高の流れから115円台を回復しており、底堅い動きが継続。
有事のドル買いという言葉がある通り戦争等が起きたらドルは買われる動きになりやすいため、ドル円は114円台で購入していることから116円以上の水準で利益確定を行いたいと考えている。
経済指標ではアメリカ消費者信頼感指数が公表され5か月ぶりの低水準となっている。
原油の動きを見ると昨日は91ドルまで下落しているが、ここから1バレル100ドルを超えるような展開となると物価にダイレクトに影響することから、原油動向はチェックしておきたいポイント。ポジションとしてはドル円を114.70付近でエントリーしているが打診買い程度で保有中。日経平均株価は26,000円まで下落してこなかったため、引き続き27,000円台のロングを継続して保有している。
米国株はNYダウの一目均衡表を見ると綺麗な下落トレンドに入っているとも捉えることができる動きとなっており現在の33,000ドルの水準を割れてくると明確なチャートでのサポートラインがなくなってしまうため注意したい。
【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法
仮想通貨取引を始めるなら
中島 翔
最新記事 by 中島 翔 (全て見る)
- 脱炭素に向けた補助金制度ー東京都・大阪府・千葉県の事例 - 2024年10月22日
- 韓国のカーボンニュートラル政策を解説 2050年に向けた取り組みとは? - 2024年10月7日
- NCCXの特徴と利用方法|ジャスミーが手掛けるカーボンクレジット取引所とは? - 2024年10月4日
- Xpansiv(エクスパンシブ)とは?世界最大の環境価値取引所の特徴と最新動向 - 2024年9月27日
- VCMIが発表したScope 3 Flexibility Claimとは?柔軟なカーボンクレジット活用法を解説 - 2024年9月27日