昨日のマーケットは株式市場が大幅下落。NYダウは2%超の下落、NASDAQも2.5%程度の下落と大きな下落幅となっており、強い経済指標で年末あたりからの株式市場の楽観論の見通しを変えざる得ない動きとなっている。
株式市場ではPERが18倍台となっており、割安感はなく、様々な数字で現在の水準からは流石に買っていけないという雰囲気が漂い始めている。アメリカのPMIで再度拡大を示す50以上の数字まで戻ってきていることで経済活動が抑制されていないとの思惑から米国債金利は上昇しドル円もドル高の動きから上昇した。米国債金利は10年金利で0.12%の上昇となっており、急激に上昇する動きとなっていることが株式市場の上値の重さに影響したか。
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ドル円は一時135円台前半まで上昇していたが、135円台は上値が重く再度134円台に戻される動きとなっている。
また中古住宅販売件数は予想以上に減少しており、12ヶ月連続の減少となっており、まだ住宅市場の回復が数字に出てくることはなかった。
米国債市場では金利が上昇する中、機関投資家の22年中の買越額が過去最大となっており、リスクが低いとされている米国債が現在の利回り水準だとかなりいい利回りと言えるため資金が流入しやすい状況となっている。この流れが続いた場合新興国からの資金流出の懸念が生じるため、影響度合いは見極めたいところ。
ユーロ圏のPMIも2月は拡大しており、52.3と予想の50.7と比較して良好な数字となっており、ユーロ圏はインフレがピークになりつつある中で経済状況は思った以上に悪くない数字となってきていることがわかる。ドイツZEWも5か月連続で改善しており、期待指数も上昇とユーロ圏は改善の兆しが見られているため、欧州株式市場は米国と比較して強くなりやすいかもしれない。しかし米国株式が崩れる場合はユーロ圏も崩れるため、急激な動きには注意しておきたい。
仮想通貨市場は下落。ビットコインは何度もトライした25,000ドルを維持できず、24,000ドル台前半まで下落。
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Bull/Bearのインディケーターを見ても大分センチメントも回復してきていることがわかる動きとなっており、強気で買っていくには少し調整は欲しいと考えている投資家が多いかもしれないが、長期的にはチャートから買い場という見方は変わらないため、短期的に見るか長期的に見るかで、ポジションを取るか取らないかの判断は変わるだろう。
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仮想通貨市場のニュースではポリゴンが人材をカットするということで価格が下落していることや、BlurがOpenseaの週間の取引高で超えてきており、これまでNFTのプラットフォームはOpenseaが強かったが、勢力図が変化してきている状況となっている。
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中島 翔
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