ウェブメディア事業を展開するハーチ株式会社は2月20日、英語メディア「Zenbird」で訪日観光客・在日外国人向けサステナブルブランドのキュレーションサイト「Zenbird.life(ゼンバード・ドット・ライフ)」を開設した。ゼロウェイスト、脱プラ、ヴィーガン、エシカル、フェアトレードなど、さまざまな切り口でサステナブルなブランドをキュレーションして英語で紹介。Zenbirdは社会課題の解決に挑むスタートアップやNPOの事業、地方創生のユニークな取り組み、日本文化に根付いたサステナブルなライフスタイルの知恵などを海外に発信している。これまで多くのサステナブルブランドを取材し紹介してきたメディアとしての経験を活かし、訪日観光客らが、日本で自分のライフスタイルを大切にしながら日々の選択ができるよう情報を発信していく。
コロナ禍が収束に向かい、日本でも訪日観光客が増加してきた。インバウンド観光客はますます増加することが期待されるが、サステナビリティ意識の高い観光客がレストランや店を探すための情報は、いまだ十分とはいえない。そこで、Zenbird.lifeは訪日観光客・在日外国人向けサステナブルブランドのキュレーションサイトとして、注目すべきコンテンツを「おすすめブランド」として紹介する。
コンテンツは「Eat&Drink(飲食店)」「Fashion(ファッション)」「Experience(体験)」「Lifestyle(生活)」「Beauty(美容院、サロン等)」「Coliving&Coworking(シェアハウス、コワーキングスペース等)」「Accomodation(宿泊施設)」「Grocery&Marche(食料品店、ファーマーズマーケット)」の8カテゴリー。紹介しているブランドはZenbirdをはじめ、姉妹メディアの「IDEAS FOR GOOD」や「Life Hugger」が実際に取材したりリサーチしたりしてきたもの。創業者やスタッフにインタビューしたブランドも多く、その思いや取り組みの詳細まで確認できる。スタート時では日本全国から厳選された38ブランドを掲載、今後も新しいブランドを追加予定。ブランドはエリアごとに検索が可能だ。

もうひとつの特徴は、Zenbird.life独自の評価システム。「社会」「環境」「循環性(サーキュラリティー)」の3つの項目で、ブランドを評価しており、ユーザーがサステナブルな選択をする際に、星評価を役立ててもらう狙い。

また、日々の生活のカーボンフットプリントを50%削減できるガイドを開発中。世界の平均気温の上昇を産業革命以前と比べて1.5度に抑え、気候危機を止めるには、世界のCO2排出量を2030年までに2010年比で半減させる必要があるとされる。ゼンバード・ドット・ライフでは、ユーザーの日々の生活のカーボンフットプリントを50%削減するためにできる買い物やレストランの選択について紹介する。
他にも、ローカルコミュニティに貢献するサステナブルな体験、貧困問題解決につながる消費選択など、ユーザーの関心に合わせた提案を展開していく予定。
【関連サイト】訪日観光客・在日外国人向けサステナブルブランドのキュレーションサイト「Zenbird.life」(英語)
【Instagramアカウント】「Zenbird.life」

HEDGE GUIDE編集部 ESG投資チーム

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