米大手商業銀行のバンク・オブ・アメリカは、ブロックチェーンマーケットが70億米ドル規模になる可能性をもつとの試算を示し、ブロックチェーンがAmazonやMicrosoftなどの大手企業の成長を後押ししていくとしている。10月3日、CNBCが報じている。
ブロックチェーンは仮想通貨ビットコインの基盤技術として開発されたプロトコルで、分散型台帳技術(DLT:Distributed Ledger Technology)とも呼ばれている。ブロックチェーンは、時間の経過とともに改ざん耐性が高まる堅牢性が特徴の一種のデータベースだ。ブロックチェーンでは、不特定多数の参加者が参加するネットワーク上で、すべての参加者が同様に権限を持ちながらデータを共有・管理する。そのため、例え一部の参加者においてデータが破損したとしても、安定して稼働を続ける他の参加者のデータをもとにシステムを稼働し続けることができる。
バンク・オブ・アメリカの調査によると、ブロックチェーンの市場規模は最終的に70億米ドルに達するとされているが、ブロックチェーン技術がまだ広く採用されていないことを理由に、この市場規模に達成する時期についての明言は避けている。また、同行によると、AmazonやMicrosoftなどの企業はブロックチェーンによるって業務効率が改善され、恩恵を受けるであろうと述べている。一方で、多くのブロックチェーンサービスが誕生してきているものの、いまだ完璧な製品・サービスは作られておらず、実際の利用には至ってないことも課題として挙げている。
日本の経済産業省の試算によると、ブロックチェーン産業は約67兆円に成長すると試算されており、今回の発表とは数値が大きく異なる。ブロックチェーンの市場規模などに関するデータはさまざま報じられており、その数値はそれぞれ異なるが、これらのデータに共通しているのはブロックチェーン産業が現在よりも遥かに巨大になっていくという見解が見て取れることにある。
近年、ビジネストレンドとして注目を集めるブロックチェーンは、金融業界、IT業界、小売業界など、さまざまな分野での活用が期待される技術だ。一方で、市場の未成熟さやブロックチェーンの活用については未知数な部分も多い。最近では、こうしたブロックチェーンに関する知識習得をサポートするスクールの開校も進んでいるため、ブロックチェーンの動向を詳しく知りたいという方はFLOCブロックチェーン大学校などのスクールの受講を検討してみると良いだろう。同校は無料体験コースも用意されているため、気軽に申し込みを進めることも可能だ。
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