株式投資型クラウドファンディング(CF)サービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で、「国家戦略・文化芸術立国×Web3.0市場拡大を追い風に、日本アート市場の拡張を目指すアートレンタルのサブスク<Atelier>」が公開された。ファンディーノで資金到達するのは株式会社Atelier、アートのレンタル・販売、アートイベント事業を行う2022年創業のスタートアップ企業。今後はアートのNFT(非代替性トークン)化やメタバース空間での事業展開を目指す。申込み開始は12月16日 午後7時半。目標募集額1200万円、上限応募額3500万円。
同社はインテリア用のアートをレンタル・販売するサブスクリプションサービスを主な収益軸としており、事業を通じて「絵画や彫刻、デザインなどのアートを職業にする人が制作活動のみで生活することは難しい」という点を課題視。芸術家の貧困問題を解決するため、「芸術家がこの先100年活躍できる環境を創造する」をビジョンに掲げ、アートが公平に取引される世の中を目指すためのプラットフォーム事業「アートのサブスクAtelier」を今年4月開始した。
プラットフォームでは、アーティストが出品したアートの原画作品と、レンタルまたは購入を希望するユーザーをマッチングする。多くのユーザーを集めることで、アーティストは効率的に作品を発信でき、収入源としても活用できる。アーティストへの門戸は広く開放しているが、作品登録は同社が独自の基準を設定して審査を行うことで作品の品質を担保するとしている。
また、プラットフォームで収集したデータを基に、アーティストに対して作品のトレンドをフィードバックしたり、モチーフについて助言を行うなどアートのサブスク「Atelier」への掲載から、ユーザーに選ばれる作品への道筋を明確に提示することで、収益化のフォローにも取り組む。
現在はPMF(プロダクトマーケットフィット)検証を行っており、来期の本格稼働に向けて、登録作品数の増加とユーザー数拡大を図る。また、法人向けにもサービスを展開しており、一般ユーザーの獲得と両輪で事業の拡大を目指す。アートのサブスク事業でビジネスの基盤を構築し、次段階としてアートのNFT化、メタバース空間などの領域でビジネスを展開する計画だ。2029年までにカジュアルアート事業の月末サブスク利用アート数累計約7000点を計画している。
「アートは美術館で鑑賞するだけではなく、気軽に生活に取り入れることができる。気軽にアートを体験していただき、尚且つ服や家具と同じように季節に合わせてアートを変え、空間を彩る社会を創造したい」と応援を呼び掛けている。
投資金額のコースと株数は1口10万円 (10株)、1人5口まで。 特定投資家口座からは100万円 (100株)~500万円 (500株)のコースで申込み可能。申し込み期間は12月22日まで。
ファンディーノでは、これまでアートプラットフォーム事業で、SMADONA株式会社が絵画などのアート作品のオーナー権を分割し、複数人が少額から購入できると「STRAYM(ストレイム)」事業で資金調達に挑み、成約させている。
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【関連ページ】FUNDINNO(ファンディーノ)の評判・概要
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム
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