【暗号資産初心者向け】コインチェックでXRP投資を始める方法

※ このページには広告・PRが含まれています

XRPは日本国内の暗号資産取引所でも取り扱われており、暗号資産(仮想通貨)の投資経験がある方なら一度は聞いたことがある銘柄だと思います。

XRPは、リップル社が開発した国際送金ソリューション「RippleNet」での使用されていることで有名なデジタル資産です。リップル社はXRPをさまざまな法定通貨間の「ブリッジ通貨」として利用しています。金融機関にとっては、リップル社のXRPを使ったプロダクトを使用することで、従来の国際送金にかかっているコストを60%削減できると言われています。

暗号資産の中でも利用目的が明確なため、XRPに注目する投資家も少なくありません。ここでは、XRPの機能や今後の展望、そして国内でも大手の暗号資産取引所コインチェックでのXRPの購入方法についてご紹介します。これからXRPを購入したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

  1. 暗号資産XRPとは?
  2. XRPの概要
  3. XRPを使用する製品「ODL(オン・デマンド・リクイディティ)」
  4. XRPを購入できる暗号資産取引所コインチェックとは?
    4-1. マネックスグループをバックグラウンドに持つ運営体制
    4-2. 17種類の暗号資産の取り扱い
    4-3. わかりやすいインターフェース、多機能なアプリを提供
  5. コインチェックでXRPを購入するための3ステップ
    5-1. 口座開設
    5-2. 日本円の入金
    5-3. XRPの購入
  6. 販売所でXRPを購入する
  7. まとめ

①暗号資産XRPとは?

XRPは、Ripple社が主導する国際送金のプラットフォームRippleNetで活用されるデジタル資産です。XRPは世界中に分散したバリデーターによって取引の承認が行われることで、毎秒1,500件のスループットを処理し、送金を4秒で完了できるという特徴があります。

RippleNet自体は、銀行のノストロ口座維持コストからの解放、送金業者の外国為替リスクの低減を目的としています。RippleNetは現在、スペイン大手のサンタンデール銀行やアメリカン・エキスプレスをはじめとする300以上の金融機関が参加しており、国内ではSBIグループがマーケティングを主導しています。

②XRPの概要

基本情報 暗号資産名 XRP
ティッカーシンボル XRP
発行開始年月 2012年9月(Ripple Consensus Ledgerの開始日)
供給量 45,097,364,449 XRP
時価総額 ¥1,155,795,127,109(3位)
主な利用用途 送金 / 決済
発行状況 発行主体 なし(2012年のネットワーク開始時に総数がプログラムにより自動発行。リップル社はネットワーク運営に携わっているが発行主体ではない)
発行方法 2012年のネットワーク発足時に全て発行済み
上限発行量 1,000億XRP
発行予定・発行条件 なし。発行済のXRPの約60%をRipple社が保有しているが、約550億XRPをロックアップ実施済み。
価値移転記録 コンセンサスアルゴリズム Proof of Consensus(プルーフ・オブ・コンセンサス)

※2020年9月時点の情報となります。

③XRPを使用する製品「ODL(オン・デマンド・リクイディティ)」

従来の海外送金では、多数の当事者間において複雑な決済・承認プロセスを踏まなければならず、結果として銀行はユーザーに対し、高い送金手数料や着金までに数日以上を要するといった不便を強いていました。RippleNetは、複数のエンタープライズ向け製品により銀行や送金業者同士を接続し、低コストで高速、かつ確実な送金を可能としています。

特にRippleNetの製品ラインナップの一つである「ODL(オン・デマンド・リクイディティ)」は、法定通貨間のブリッジ通貨にXRPを使用します。ODLは既にメキシコやフィリピンを中心に実用化されており、2019年末時点に大手送金企業マネーグラムは米国メキシコ間送金の10%をODLを介して処理しました。今後、ODLの導入が進み、取引量が増加するとXRPのネットワーク価値にも影響することになると期待されています。

④XRPを購入できる暗号資産取引所コインチェックとは?

coincheck app no1

4-1. マネックスグループをバックグラウンドに持つ運営体制

コインチェックは、大手金融会社マネックスグループ株式会社の子会社であるコインチェック株式会社が運営する暗号資産取引所です。マネックスグループ出身の蓮尾聡氏が代表取締役を務めており、金融業のノウハウをもった経営体制の下で運営されています。

4-2. 17種類の暗号資産の取り扱い

コインチェックは、国内で最も多くの暗号資産を取り扱っており、全部で14種類の暗号資産を500円から購入できます。ネムやモナコイン、リスク、ステラなど他では取り扱いが少ない資産もサポートしており、日本円だけでなくビットコインを使用して購入することも可能です。

4-3. わかりやすいインターフェース、多機能なアプリを提供

コインチェックのアプリは初心者でも利用しやすいインターフェースとなっています。暗号資産を購入できる「取引所」「販売所」機能の他、人気通貨別のチャット機能、貸暗号資産機能などもアプリから利用できます。トレーダーからは暗号資産価格の表示画面がわかりやすいと評価されており、アプリの累計ダウンロード数は295万件を突破しています(2020年7月末時点)。

⑤コインチェックでXRPを購入するための3ステップ

コインチェックでXRPを購入するためには、以下の3ステップが必要となります。

  • 口座開設
  • 日本円の入金
  • XRPを購入

5-1. 口座開設

口座開設は、アカウント開設、携帯電話(SMS)認証、本人確認の3つのステップで完了します。口座開設方法の詳細は、以下のページでご確認ください。

【関連記事】コインチェックで暗号資産投資を始める方法:スマホで口座開設編

5-2. 日本円の入金

口座開設が完了しましたら、XRPを購入するために、まずは日本円を入金しましょう。コインチェックでは下記の3つの入金方法があります。

入金方法 概要 注意点
銀行振込(GMOあおぞらネット銀行、住信SBIネット銀行)  入金額は無制限。振込手数料はユーザー負担だが、入金手数料自体は無料。  ・住信SBIネット銀行はユーザーIDの入力が必須。
・振込人名義はCoincheckアカウント名義と同一の必要がある。
コンビニ入金(ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、セイコーマート) コンビニ店頭で決済。入金額は1,770円(最低金額1,000円+手数料770円)~30万円まで。 ・入金日から7日間、該当金額の日本円と暗号資産の出金・送付ができない。
・申請から3時間以内の支払い期限がある。
クイック入金(ペイジー決済) ネットバンキング・ATMから24時間365日決済が可能。入金額は1,770円(最低金額1,000円+手数料770円)~999,999万円まで。 入金日から7日間、該当金額の日本円と暗号資産の出金・送付ができない。

コンビニ入金とクイック入金は、銀行振込と比べて口座への反映時間が短いメリットがあります。ただし、手数料は高く資産の移動が7日間制限されるデメリットがあります。急ぐ必要が無ければ、銀行振込を選ぶ方が無難でしょう。

なお、住信SBIネット銀行に振込する場合、同じ住信SBIネット銀行などのインターネットバンクからの振込であれば、振込における時間的な制約がないので便利です。
Coincheck btc buy
コインチェックアプリで銀行振込を行うには、ログインして下部のメニューから「縫う出金」→「銀行口座から入金」の順でタップします。そこで、コインチェックが指定する振込先の口座情報を確認しましょう。振込先の口座情報、ユーザーIDの入力(住信SBIネット銀行)には細心の注意を払いましょう。

5-3. XRPの購入

口座開設と日本円入金が完了したところで、さっそくXRPを購入しましょう。コインチェックでは現在、「販売所」でXRPを500円相当から売買できます。販売所はコインチェックが在庫を抱えて、ユーザーとXRPを取引する形態です。ある程度までの数量であれば提示された価格ですぐに取引できるので便利ですが、買値と売値には「価格差(スプレッド)」があり、市場環境の応じて変動するので注意が必要です。

⑥販売所でXRPを購入する

CC XRP
コインチェックの販売所はシンプルで、初心者でも操作ミスを起こさずに購入できるように設計されています。日本円を入金した状態で下部メニューの「販売所」を表示し、「XRP」→「コイン購入」をタップすると注文画面が表示されます。そして、「金額」を入力して「日本円でXRPを購入」をタップしましょう。これで売買処理は終了です。

⑦まとめ

コインチェックの取引サービスは、投資初心者にでも直感的に使いやすく設計されています。初めて暗号資産の世界に足を踏み入れる方にとって、ストレスを感じることなく利用できるでしょう。取引サービスに加えて、つみたて投資、ポイント投資などの付帯サービスが充実しているので、少額からでも気軽にXRP投資を始めることができます。ある程度蓄積した段階で貸暗号資産を利用することもできます。

実際に暗号資産を保有すると、XRPについてより興味を持つきっかけにもなるでしょう。2020年9月に、リップル社やCoil、GateHubなどの支援を受けて「非営利組織XRPレジャー財団」が設立されました。財団はXRPレジャー(台帳)の開発と採用の拡大を目的としています。今後はRippleNet以外の場所で、XRPを使ったプロダクトが誕生するかもしれません。

「暗号資産投資は今から始めても遅い」と考えてしまう方もいるかもしれませんが、暗号資産はわずか10年の新興市場です。まだまだ価格も安定しておらず、本格的なユースケースの確立や、規制・顧客保護の整備、機関投資家の参入も待たれる荒野のような業界です。そのため、もし投資を決めた場合でも、リスクをしっかり見極めた上で中長期的な目線で投資することが重要です。

XRPに今すぐ投資するつもりはなくとも、突然生じる購入チャンスに備えて指値注文を出しておくこともできます。まずはアカウントを開設し、暗号資産取引に必要な本人確認プロセスを済ませておきましょう。

The following two tabs change content below.

HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチームは、Web3やブロックチェーンなどフィンテックに知見が深い編集部メンバーで構成。最新のニュースやコラム、Web3に関する基礎知識を初心者向けにわかりやすく解説しています。