今回は、ももクロのNFTについて、大手仮想通貨取引所トレーダーとしての勤務経験を持ち現在では仮想通貨コンテンツの提供事業を執り行う中島 翔 氏(Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12)に解説していただきました。
目次
- ももクロNFTとは?
1-1.ももクロとは?
1-2.NFTとは?
1-3.ももクロNFTの概要 - ももクロのNFTの購入方法
2-1.イーサリアム版
2-2.LINE NFT版 - まとめ
昨年より「NFT」という言葉を耳にする機会が格段に増えたのではないでしょうか?
NFTは日本語で「非代替性トークン」と訳され、デジタルデータに希少性(唯一無二の価値)を付与できるテクノロジーとして注目を集めています。NFTはすでにさまざまな業界で導入が始まっており、エンターテイメント業界も例外ではありません。
そんな中、国内の人気アイドルグループである「ももいろクローバーZ(ももクロ)」が22年6月14日より、NFTプロジェクトの第二弾となる「MMCLZMNNFNFT!(ももクロ×モノノフ×NFT!)」をリリースすることが明らかになりました。
今回は、新たに販売されるももクロのNFTを手に入れるための方法について、詳しく解説していきます。
①ももクロNFTとは?
1-1.ももクロとは?
ももいろクローバーZ(ももクロ)とは、08年春に結成された国内の人気アイドルグループで、「ピュアな女の子が、幸せを運びたい」という意味を込めてその名が付けられました。
ストリートライブから活動を始めたももクロは、「いま、会えるアイドル」というキャッチフレーズのもと徐々にその人気を高めていき、メジャーデビュー曲である「行くぜっ!怪盗少女」はオリコンデイリーチャート1位に輝きました。
その後はメンバーの脱退などがありながらも、メディア露出やライブツアーなどを積極的に行い、16年に行われたグループ初となる5大ドームツアーでは、述べ25万人におよぶ観客を動員するなど、日本を代表するアイドルグループの一つとなりました。
1-2.NFTとは?
NFTとは、前述の通り日本語で「非代替性トークン」と呼ばれるもので、代わりが存在しない、唯一無二のトークンを意味します。
これまで、デジタルデータは実態のあるものに比べてコピーを作成することが簡単であったため、希少性や唯一性といった価値を付与することが極めて困難でした。
NFTはデジタルデータをブロックチェーン上に記録する所有者や取引の履歴と紐づけることによってその唯一性を証明することができます。例えばゲームやプラットフォームなど、NFTを利用していた場所がサービスの提供を終了したとしても、NFT自体は消滅せず、自身の資産として半永久的に保存することが可能となっています。
近年では、このNFT技術を用いたプロジェクトが多く展開されており、さまざまな領域において活用が進んでいます。
1-3.ももクロNFTの概要
ももクロNFTとは、人気アイドルグループである「ももいろクローバーZ」のNFTプロジェクトです。
21年10月に、ももクロNFT第一弾として「10周年記念東京ドームLIVE」の際に撮りおろされた写真を、トランプカードをモチーフにした限定NFTトレーディングカードがリリースされており、今回のプロジェクトはその第二弾となります。
第一弾のNFTトレーディングカードは全52種類、限定2,288パック(1パック10枚セット)が10,800円(税込み)で販売されましたが、その全てが即日完売するなど、ももクロの高い人気を示しました。
そして今回、NFT第二弾として、SNSプロフィールにおいてアイコンとしての設定も可能な「MMCLZMNNFNFT!(ももクロ×モノノフ×NFT!)」が新たにリリースされることとなりました。
MMCLZMNNFNFT!は22年6月14日より販売がスタートされ、イーサリアムとLINE NFTで購入が可能だということです。
NFTコンテンツに関しては、ももクロメンバーの写真をベースとしたさまざまなデザインのものを、1,000種類以上用意していると発表されています。イーサリアム版では世界で一つだけの、LINE NFT版では世界で20個だけの完全オリジナルデザインのアイコンがゲットできます。
また、ももクロNFTのホルダーに対するサプライズNFTプレゼントや、NFTホルダー向けの限定イベントを開催することなども視野に入れているということで、詳しい特典内容については今後徐々に明らかになっていく模様です。
②ももクロのNFTの購入方法
今回、ももクロNFTは「イーサリアム版」と「LINE NFT版」として2箇所のマーケットプレイスで販売が行われる予定となっています。
2-1.イーサリアム版
イーサリアム版ではももクロNFT1,000個が単品販売される予定で、その価格は0.08 ETHに設定されています。
なお、下記に示した特設サイトの購入ページより購入手続きが可能となっていますが、支払いに関しては仮想通貨である「イーサリアム」を利用する必要があるため、その手順を簡単に説明します。
①仮想通貨の口座開設
「Coincheck(コインチェック)」などの国内仮想通貨取引所において口座を開設します。次に、Coincheckに日本円を入金し、それを使って販売所でイーサリアムを購入します。
②ウォレットの作成
取引所に口座が開設できたら、次に「ウォレット」を作成します。ウォレットとはその名の通り仮想通貨の財布となるもので、自身の保有する仮想通貨を管理するためのインターネット上のサービスのことを指します。
ウォレットにはさまざまな種類がありますが、中でも最も使用されているのが「MetaMask(メタマスク)」と呼ばれるもので、3000万人以上のユーザーから信頼されています。MetaMaskは、Google Chromeの拡張機能から利用できます。MetaMaskの公式ページから拡張機能を追加し、必要事項を入力してウォレットを作成します。
【関連記事】:MetaMaskのウォレット作成方法、OpenSeaへの連携方法について解説【NFTマーケットプレイス導入準備】
③イーサリアムを送金し、NFTを購入
購入したイーサリアムをMetaMaskに送金すれば準備完了となり、ももクロNFTの購入ページより手続きが可能となります。
なお、NFTの一般販売は6月17日からですが、「22年6月10日(金) 12:00」時点において「ももクロNFT第一弾(OpenSea版)」を1枚以上ホールドしている方のみ、6月14日からスタートするプレ販売に参加することが可能です。
2-2.LINE NFT版
LINE NFTではNFT1,000セット(1セット10個入り/セットは全50種類)が販売される予定で、価格は10,800円となっています。
販売は6月14日(一次販売)と6月17日(二次販売)に、LINE NFTサイトページにて行われるということで、下記にLINE NFTの利用手順について紹介します。
①LINE NFTのアカウント作成
LINE NFTにアクセスし、必要事項を入力してアカウントを作成します。
②LINE NFTサイトページでNFTを購入する
ももクロNFTページからNFTを選択し、LINE Pay決済画面から決済を実行します。
③まとめ
第一弾の人気ぶりからも、今回のももクロNFT第二弾にはかなりの注目が集まっています。また、第一弾NFT(OpenSea版)ホルダーには第一弾NFTのデザインが施された実物トランプが贈られるほか、第二弾のホルダーにもさまざまな特典が付与される予定だと発表されているため、興味のある方は今のうちに仮想通貨取引所で口座を開設し、ももクロNFTの販売に備えることをおすすめします。
中島 翔
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