文化承継が支援できるふるさと納税クラウドファンディング【2022年版】

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ふるさと納税では、文化承継に取り組んでいるクラウドファンディングへ寄付ができます。歴史的建造物や伝統行事、まちの景観など、クラウドファンディングの対象は多岐に渡ります。

本記事では、文化承継に取り組んでいる地域を解説します。の活動を支援できるクラウドファンディングの事例も紹介するので、寄付するときの参考にしてみてください。

目次

  1. 文化継承するうえでの課題
  2. ふるさと納税のクラウドファンディングで支援できる地域
    2-1.福岡県大刀洗町の「今村天主堂」
  3. 文化継承を支援するクラウドファンディング2選
  4. まとめ

1.文化継承するうえでの課題

地域に残る文化の多くは、過疎高齢化を理由に継承者が不足しています。そのため、後継者や伝承者を確保し、育成しなければなりません。また、歴史的な建造物や史跡、街並みなどの維持には日常的な維持管理や整備が必要です。

伝統行事や文化財などの継承には、地域住民だけでは賄えない莫大な費用が発生するケースも珍しくありません。こうした課題の解決策として、活動費や維持費などを集めるクラウドファンディングが注目を集めています。

2.ふるさと納税のクラウドファンディングで支援できる地域

それでは、どのような地域が文化継承に取り組んでいるのでしょうか。ふるさと納税のクラウドファンディングで進められている事例から紹介します。

2-1.福岡県大刀洗町の「今村天主堂」

福岡県大刀洗町にある「今村天主堂」は、歴史を感じさせる佇まいの教会です。教会建築の巨匠・鉄川与助が設計を手がけており、1913年に完成しました。江戸時代から続いたキリシタン弾圧を耐え抜いた末に建てられた教会で、信徒たちの心の拠り所になりました。双塔がそびえるレンガ造りの教会は国内でも珍しく、2015年には国の重要文化財に指定されています。

そんな貴重な文化財も建設から100年以上が経過し、老朽化が進んでいます。2016年に起こった熊本地震や台風によって建物の損傷も目立ってきました。耐震診断によると建物だけではなく、地盤の補強工事も必要なことがわかりました。保存するためには、25億円以上もの工事費用がかかると見込まれています。

これまで建物の維持管理は、信徒による寄付で賄っていました。しかし、近年は少子高齢化などの影響により信徒も減っており、工事費の捻出が困難な状況です。

3.文化継承を支援するクラウドファンディング

前述した大太刀洗町で行われている文化継承を支援できる、ふるさと納税クラウドファンディングを紹介します。

1.国の重要文化財「今村天主堂」100年の歴史を次の100年につなぐ

プロジェクト
国の重要文化財「今村天主堂」100年の歴史を次の100年につなぐ
目標金額 1,000,000円
地域 福岡県大刀洗町
受付終了日 2022年3月31日
寄付金額と選択可能な返礼品(一例) 【3,000円】
・返礼品なし
【5,000円】
・【クラウドファンディング限定】今村天主堂オリジナルグッズ
【10,000円】
・餃子菜館90個セット(餃子60個&大粒しゅうまい2種類 各15個)
など
【30,000円】
・エアウィーヴ クッション ネイビー
【45,000円】
・エアウィーヴ ピロースタンダード
【194,000円】
・エアウィーヴ01 シングル
プロジェクト内容 今村天主堂は、北九州地域にある煉瓦造教会堂です。今村天主堂は日本にキリスト教が伝わってきた時代から、信仰を守ろうとした信徒たちの想いを背負い作られました。

また、教会は苦しんでいる人や困っている人に救いの手を差し伸べる役割を持ちます。そのため、今村天主堂は地域住民にとって心の拠り所として大切な場所です。

教会の役割と先人の想いを100年先にも残していくために、今村天主堂の保全に努めていきます。

寄付金額の用途 ・今村天主堂を保存するための調査、解体・組立工事

まとめ

本記事では、ふるさと納税から、文化承継を支援できるクラウドファンディングを紹介しました。伝統的文化を次世代に受け継いでいくためには、それ相応のコストがかかります。

自分の故郷や親しんでいる地域など、文化継承を支援してみてはいかがでしょうか。

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鈴原 千景

Webライター。内容として、わかりやすくを心掛けながら金融、不動産関係・ふるさと納税の記事を多く執筆している。日本株・米国株、投資信託、仮想通貨、ロボアドバイザーを運用中。