全国初、横浜市消防局がふるさと納税寄附で陸・海・空の消防体験を提供

画像の出典:横浜市のウェブサイト

横浜市消防局は、ふるさと納税で一定金額を寄附した人を対象に特別な消防体験を提供している。2024年度は全国初の試みとして「陸・海・空」の消防体験の中から、好きなメニューを選択できる。

消防体験は2024年7月下旬から2025年3月下旬までの指定の日程で行われる。「陸」は南消防署、「海」は鶴見消防署の鶴見水上消防出張所、「空」は横浜ヘリポートで実施される。対象者は横浜市にふるさと納税として寄附し、寄附の使い道として「8.横浜消防を応援したい!(消防力の向上)」を選んだ人。2万5000円以上の寄附で1名の体験が可能となる。たとえば家族3人で体験を希望する場合は7万5000円以上の寄附が必要だ。

「陸の消防体験」のおすすめポイントは、消防車に乗って街を走行することと、はしご車の先端に搭乗して街を一望できること。実際に水を出し、火を消すことのできる本物の消防車に乗って街を走ることができる。また、はしご車の先端バスケット部分に乗って地上30メートルの高さから街を見られることも大きな特徴だ。

「海の消防体験」のおすすめポイントは、消防艇に搭乗し、横浜港を航行することと、水難救助隊の訓練を間近で見学すること。日々、横浜の海の安全を守っている消防艇「よこはま」は消防局の職員でさえ、あまり乗る機会がない貴重な船だという。さらに、横浜市消防局が誇る、水難災害のエキスパート「鶴見消防署鶴見水上消防出張所の水難救助隊」の訓練も見どころだ。

「空の消防体験」のおすすめポイントは、ヘリコプターとの写真撮影、飛行しているヘリコプターからの救助訓練の見学。横浜消防で唯一の航空救助の部隊。今回はヘリコプターが止まっている格納庫や離着陸場を見学でき、写真撮影も許可される。さらに、飛行しているヘリコプターからの救助訓練も披露され、ヘリコプターのダウンウォッシュ(巨大なプロペラから発生する風)を肌で感じることができる。

横浜市消防局は、消防体験を通じて、横浜の安全・安心を実感してもらうとともに、横浜市や横浜消防の魅力をPRし、多くの方に親しみを持ってもらえる街や組織を目指していくとしている。

【関連サイト】横浜市「ふるさと納税で「“陸・海・空の消防”を身近に体験!」

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岡村 幸治

フリーライター。2020年までスポーツニッポン新聞社で野球記者を務め、読売巨人軍やアマチュア野球などの取材、原稿執筆を担当。得意分野はスポーツ、旅行、ニュース記事。中立でわかりやすい記事を心がけています。 
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