ふるさと納税サイトはどこがいい?おすすめの大手4社を比較

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寄付金額に応じて所得税や住民税の一部が控除される「ふるさと納税」は、「ふるなび」や「さとふる」などのポータルサイトから申し込むことができますが、どの納税サイトを利用すればいいのかで迷っている方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、ふるさと納税サイトとして人気の「ふるさとチョイス」「さとふる」「ふるなび」「ふるさと本舗」について、各サイトの特徴やメリット・デメリットを詳しくご紹介します。納税サイトの選び方で悩んでいる方は、参考にしてみてください。

目次

  1. ふるさとチョイス
    1-1.「ふるさとチョイス」のメリット
    1-2.「ふるさとチョイス」のデメリット・注意点
  2. さとふる
    2-1.「さとふる」のメリット
    2-2.「さとふる」のデメリット・注意点
  3. ふるなび
    3-1.「ふるなび」のメリット
    3-2.「ふるなび」のデメリット・注意点
  4. ふるさと本舗
    4-1.「ふるさと本舗」のメリット
    4-2.「ふるさと本舗」のデメリット・注意点
  5. ふるさと納税サイトの選び方
    5-1.ふるさと納税で自治体を応援したい場合
    5-2.ポイント還元等が欲しい場合
    5-3.様々な自治体や返礼品を比較検討したい場合
    5-4.家電製品等を探している場合
    5-5.返礼品を早くほしい場合
  6. まとめ

1 ふるさとチョイス

ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」ふるさとチョイス」は株式会社トラストバンクによって運営されているふるさと納税サイトです。掲載されている自治体数は1,600超(2023年9月時点)、掲載返礼品は55万点以上(※JMRO調べ 調査概要:2023年9月期 指定領域の検証調査)に及びます。

ふるさとチョイスでは、会員登録すれば返礼品管理がしやすい「お気に入り登録」や「寄附履歴」などが使用できるほか、チャットでの質問も可能です。

支払い方法では約8割の自治体でクレジット決済が可能なほか、キャリア決済やコンビニ決済、銀行振込、郵便振替など、多様な決済方法が使えるので便利です。

また、全国各地の自治体が一同に会するリアルイベントも開催しており、地域の特産品の試食・試飲・販売なども行われています。

1-1 「ふるさとチョイス」のメリット

「ふるさとチョイス」は掲載自治体数や返礼品数において国内最大級の情報量を扱うサイトです。利用者はより多くの選択肢の中から応援したい自治体や返礼品を比較検討することができます。

また、「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクは、ふるさと納税制度の相談・体験・実食などが実際にできる「ふるさとチョイスCafé」なども運営しています。納税相談、セミナー、イベントや展示などが開催されているので、ふるさと納税についてわからないことがあれば直接尋ねることができます。

さらに、注文方法についてはネット以外に電話やFAXも利用できるなど、ネット注文が苦手な方でも利用しやすいのがメリットです。

1-2 「ふるさとチョイス」のデメリット・注意点

ふるさとチョイスは商品数も多く、お得なキャンペーンの実施や豊富な支払い方法、多様な独自のサービス展開も行われている点がメリットとなっていますが、一方で情報量が多すぎて判断に迷ってしまうケースがある点はデメリットと言えます。

返礼品については検索キーワードでの絞り込み以外にも、寄付金額の上限・下限を設定したり、地域を指定することが可能です。また、返礼品のカテゴリーごとのランキングや、寄付金の使い道からも選択することが可能なので、寄付先を迷う場合には工夫されてみると良いでしょう。

2 さとふる

ふるさと納税サイト「さとふる」「さとふる」は、ソフトバンクグループの株式会社さとふるが運営するふるさと納税サイトです。株式会社インテージが調査する「ふるさと納税に関するアンケート」では認知度No.1(※2024年1月時点 調査実施機関:(株) インテージ)に選ばれ、さとふるサイトユーザー対象に行った調査では満足度90%以上(2024年2月時点 自社調べ さとふるサイトユーザー対象)の高い評価を獲得しています。

2023年9月末時点で登録自治体数は1,305となっており、返礼品の種類も、肉、海産物・魚介類、米・パン、果物・フルーツ、野菜、酒・アルコール類、菓子・スイーツ、旅行券・チケットなど、多種多様な商品・サービス等が用意されています

申込方法も簡単で、控除額上限の確認もわかりやすいなど、サイトの使いやすさも特徴です。また、配送情報を確認できたり、質問すれば迅速に回答してくれたりするなど、サポート体制も充実しています。

2-1 「さとふる」のメリット

「さとふる」の返礼品掲載数はトップクラスで、地域の代表的な特産品から、他サイトには掲載されていないような商品・サービスを見つけることも可能です。

また、さとふるが返礼品の発送を請け負っているため、他サイトが1ヶ月~2ヶ月程度かかるものでも、1~2週間といった短期間で届く場合もあります。また、返礼品の配送管理も充実しており、発送日の連絡や発送状況の確認などが可能で、電話等のサポート体制も整っています。

さらに、利用者のレビュー数が多いのもメリットです。全体のレビュー数は数万件を超えており、人気の返礼品なら1,000以上のレビューが投稿されていることもあります。実際に返礼品を受け取った利用者の声を参考に選びたいという方は、さとふるの利用を検討すると良いでしょう。

2022年12月からは「PayPay商品券」もお礼品として提供が開始されています。取得した「PayPay商品券」は、自治体の地場産品の基準を満たした商品やサービスを提供する地域内の店舗・施設にて、寄付から180日後までの有効期限内で利用でき、訪問した寄付先自治体での飲食、アクティビティ、宿泊施設などの決済に活用できます。

寄付者は、「PayPay商品券」の受け取りから訪問先自治体での支払いまで「PayPay」上でスムーズに行うことができるため、お礼品の宿泊券などの持ち歩きが不要になります。事前に寄付をする必要がなく、その場で寄付し、利用できるため、観光や旅行で地域を訪れた際に気軽に利用することができます。従来のアクティビティ体験や宿泊ができるお礼品は活用先が限られていますが、例えば、栃木県日光市の場合、地域内の約550の店舗・施設で利用できるなど、地域内の多くのPayPay加盟店で使用できるため、幅広いシーンで利用できます。

また、さとふるでは下記のようにキャンペーンが複数開催されているので、利用前に一度チェックをしておきたいところです

キャンペーン名 応募期間 内容
ふるさと納税 2023年12月 【さとふるアプリ限定】メガさとふるの日キャンペーン 2023/12/1 ~ 2023/12/31 2023年12月1日~12月31日の期間中にエントリーの上、さとふるアプリで寄付をいただくと、寄付金額に対して最大で14%(※)のさとふるマイポイントが必ずもらえます。
ふるさと納税 2023年12月【さとふるサイト/さとふるアプリ限定】3×8で24時間限定キャンペーン 2023/12/24 【さとふるサイト/さとふるアプリ限定・誰でも対象】2023年12月24日(日)当日中にさとふるサイトまたはさとふるアプリで寄付を行い、かつキャンペーンコードを入力いいただくと、 寄付金額に対して最大12%(※)のさとふるマイポイントをプレゼント。
ふるさと納税 2023年12月【さとふるアプリ限定】はじめてのさとふるキャンペーン 2023/12/1 ~ 2023/12/31 【さとふるではじめて寄付をする方限定】キャンペーン期間中にさとふるアプリで寄付を行い、かつPayPay決済でお支払いいただくと、寄付金額に対して最大5%(※)のさとふるマイポイントをプレゼント!
さとふるで最大10%戻ってくるスーパーPayPayクーポンキャンペーン 2023/12/1 ~ 2023/12/31 キャンペーン期間中に、ソフトバンクスマートログイン設定及びYahoo! JAPAN IDでPayPayアカウント連携後、PayPayアプリにてクーポン獲得の上、「さとふる」でPayPay決済をご利用いただくと、決済金額最大10%のPayPayポイントを付与します。
【本人確認済みの方限定】対象店舗でPayPayで支払いなら抽選で1等最大全額戻ってくる! 2023/11/1 ~ 2024/1/8 PayPay本人確認ジャンボで日本全国のPayPay加盟店で1等最大全額戻ってくるチャンス!2023年11月1日(水)~ 2024年1月8日(月)まで開催

※2023年12月6日時点のキャンペーン情報

2-2 「さとふる」のデメリット・注意点

「さとふる」はソフトバンクグループであるため、ポイント還元についてはPayPayでの決済が条件になっているキャンペーンが多く、普段PayPayを利用していない方には使いにくいという点はデメリットと言えます。

なお、キャンペーンで獲得できるさとふるマイポイントについてはPayPayポイントだけでなく、Amazonギフトカードへの交換も可能です。

3 ふるなび

ふるさと納税サイト「ふるなび」「ふるなび」は、東証プライム上場企業の株式会社アイモバイルによって運営されているふるさと納税サイトです。ふるなびでは、39万点以上の返礼品から検索することができます。(2023年5月時点)

また、通常の返礼品だけでなく「ふるなび」限定の返礼品や、アマゾンギフト券やPayPayボーナスに交換可能なふるなびコインの付与、独自のふるさと納税関連サービスなど、他のサイトにはないサービスが提供されているのが特徴です。

2021年には3年連続で『利用者満足度 No.1』『利用者メリット No.1』『注目のふるさと納税サイト No.1』の3冠を達成し、よりユーザー様がふるさと納税を楽しめるサイトへと成長しています。(※日本マーケティングリサーチ機構調べ、調査概要:2021年8月期_ブランドのイメージ調査)

3-1 「ふるなび」のメリット

ふるなびには独自のポイント還元サービスがあります。「ふるなび」「ふるなびトラベル」「ふるなびクラウドファンディング」などの「ふるなび」関連サービスを利用すると、条件に応じて寄付金額に対して1%(ふるなびクラウドファンディングは寄付額の2%)のふるなびコインを受け取ることができます。

条件とは、①ふるなびにログインした状態で行われた寄付、②「ふるなび」「ふるなびクラウドファンディング」「ふるなびカタログ」「ふるなびトラベル」から行われた寄付、③クレジットカード決済もしくはAmazon Payでの決済による寄付の3つで、全てを満たす必要があります。

さらに、ふるなびに掲載されている返礼品の電化製品は、人気のパソコンやコーヒーメーカーなど2000件以上に及びます(2022年6月時点)。2019年6月以降、ふるさと納税制度の改正により、地域の特産と言えない電化製品の提供は規制されていますが、特産品の電化製品は返礼品として認められています。

このほか、ふるなびでは、ポイント制ふるさと納税の「ふるなびカタログ」、クラウドファンディング型ふるさと納税サイトの「ふるなびクラウドファンディング」、ふるさと納税で旅行に行ける「ふるなびトラベル」などの関連サービスも充実しています。

ふるなびは、ふるさと納税をもっとよく知りたい方や、返礼品を貰うだけでなく多様な利用の仕方を検討してみたい方などに向いています。

3-2 「ふるなび」のデメリット・注意点

ふるなびに掲載されている返礼品数は多いものの、ふるさとチョイスやさとふるなど、それ以上の数を揃えているふるさと納税サイトもあります。利用者によっては欲しいものがなかったり、応援したい自治体が無かったりする場合もあるでしょう。

4 ふるさと本舗

ふるさと納税サイト「ふるさと本舗」「ふるさと本舗」は、東証プライム上場企業の株式会社CARTA HOLDINGSが運営するふるさと納税サイトです。日本全国の返礼品のうち、飲食料品に特化して厳選した返礼品を掲載しており、中でも地域の魅力をたっぷりと楽しめる定期便対応の返礼品を多く取り揃えているのが特徴です。

検索機能については、フリー検索はもちろん、「寄付金額」「カテゴリ」「自治体」「人気ランキング」「配送回数」「新着返礼品」など、多様な切り口でふるさと納税を行う自治体を探すことができます。

4-1 「ふるさと本舗」のメリット

ふるさと本舗では、検索ボックスで「配送回数」2回以上を選択することで定期便を絞り込むことができます。さらに、返礼品をリピートして購入ができるECサイトを併設しており、ふるさと納税で気に入った飲食料品を購入することができるため、お歳暮や贈答用にも便利なサービスとなっています。決済は、クレジットカードの5大国際ブランド(VISA, Mastercard®, JCB, AMERICAN EXPRESS, Diners Club International)に対応しています。

また、税理士が監修した分かりやすいシミュレーション機能もついており、簡単に寄付可能金額を調べることもできる点も大きなメリットです。

4-2 「ふるさと本舗」のデメリット・注意点

ふるさと本舗の返礼品数は55,986件(2023年12月6日時点)と他のサイトと比較すると少なくなっています。ふるさと本舗で欲しい返礼品が見つからない場合は、他のサイトも併用してみると良いでしょう。

5 ふるさと納税サイトの選び方

ふるさと納税サイトは上記以外にも様々なものがあります。ここでは目的別のふるさと納税サイトの選び方をご紹介します。

5-1 ふるさと納税で自治体を応援したい場合

ふるさと納税で自治体を応援したいという想いが強い方は、「ふるさとチョイス」が向いています。ふるさとチョイスは他のふるさと納税サイトとくらべて、ポイント還元などを実施していない分、自治体の費用負担が少なくて済み、寄付金を自治体の運営や改善に使ってもらいやすいメリットがあるためです。

自治体側からも、返礼品が他のサイトに掲載されている場合はできればふるさとチョイスから申し込んでもらいたいという声が上がっています。

5-2 ポイント還元が欲しい場合

返礼品以外にもポイント還元などのサービスを受けたい方は、「ふるなび」や「さとふる」などが向いています。

ふるなびはアマゾンギフト券コードの付与があり、アマゾンや楽天市場でよく買物等をする方ならより便利に利用できるでしょう。

5-3 様々な自治体や返礼品を比較検討したい場合

より多くの自治体や返礼品から自分好みの商品・サービスを探したい方は「ふるさとチョイス」や「さとふる」などが特におすすめです。掲載数が多いサイトでは同じタイプの商品でもよりお得なほうを選ぶことができます。

特に応援したい自治体が決まっておらず、返礼品の内容や還元率の高さで選びたい方に向いています。

5-4 家電製品等を探している場合

返礼品で家電製品等を希望する方は「ふるなび」がおすすめです。ふるなびでは制度改正後の現在でも電化製品の掲載が約2000件以上あるため、希望の製品が見つかる可能性もあります。

シーリングライト、コーヒーメーカー、サーキュレーター、液晶テレビ、クリーナー、PC、布団乾燥機や炊飯器など、生活必需品から定番の人気商品が数多く揃っています。

5-5 返礼品が早くほしい場合

返礼品をなるべく早く受け取りたい方なら「さとふる」がおすすめです。各返礼品の旬などにもよりますが、その時期に出荷が可能なものなら1週間~2週間程度で返礼品が届く場合もあります。

さとふるは発送を自治体から請け負っているため迅速な配送が期待できます。お急ぎの方は「さとふる」を検討してみると良いでしょう。

6 まとめ

ふるさと納税サイトを選ぶ際は、掲載自治体数や返礼品数のほか、サイトの見やすさや応募のしやすさ、レビュー数などを基準に選ぶのもおすすめです。特に、利用者の声が反映されたレビュー数の多い返礼品や満足度評価の高いものは、初めてふるさと納税をする方にとって参考になるでしょう。

また、すでに応援したい自治体や欲しい返礼品が決まっている方は、各サイトの商品到着時期やアフターサービスなどを比較して選んでみるのも一つの方法です。普段の買い物やショッピングサイトの利用の仕方等も踏まえて「ふるさと納税サイト」を検討してみてください。

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HEDGE GUIDE 編集部 ふるさと納税チーム

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