【仮想通貨投資の始め方講座】投資初心者におすすめのスイングトレードとは?

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投資に関して全く何も知らない初心者の方は、いざトレードをしようと思ってもどこから手をつけて良いのかわからないことも多いと思います。巷に溢れている投資手法には、短期間で利益を簡単にあげられることを目的とした物が多く出回っています。プロのトレーダー視点でそのような手法を見ていると、日常的に使用する手法としてはリスクが大きすぎるものが多いと感じられます。

そもそも投資というのは1日で利益を上げることを目指すものではなく、数日から数ヶ月の間で利ざやの獲得を目指すものです。短期的に利益を上げることを目指すことは、「投資」ではなく「投機」です。

トレーダーとして投機的手法も全く否定はしませんが、投資お初心者は投機的な手法に取り組む前に、基本的な投資方を学ぶところから始めることをお勧めします。そこで今回は、投資初心者におすすめのトレード手法とそのやり方について解説をします。

目次

  1. トレード手法とは?
  2. トレードスタイルとは?
    2-1. スキャルピング
    2-2. デイトレード
    2-3. スイングトレード
  3. 投資初心者におすすめのトレードスタイル
  4. スイングトレードのやり方
    3-1. おすすめはビットコインとイーサリアムのトレード
    3-2. ラインを使用したトレード手法
  5. まとめ

①トレード手法とは?

まずは、トレードにおける手法やスタイルについて解説します。投資の事を全く知らない方はどのようなトレード手法があっているのでしょうか?

トレード手法とは、トレードの具体的なやり方のことを言います。

トレード手法には「トレードルール」と言って、 トレードに関する手順やルールを定めたものがあり、相場の環境がある状態になった時にエントリーをし、そこからある状態になった時に決済をします。トレード手法にはトレードスタイルとの相性というものがあります。

トレードスタイルは、トレードにおけるエントリーから決済までの時間の長さで3つの種類に分けられます。それでは3つのトレードスタイルの紹介と概要について解説します。

②トレードスタイルとは?

トレードスタイルを時間の長さで分類する際に、以下のような分類が成されます。

1. スキャルピング

スキャルピングとは最も短いスパンでトレードを行うスタイルです。極端に短い場合は数秒、長い場合でも数十分でエントリーから決済までが完結します。トレードを行っている間は、チャートに集中する必要があり体力的には最も消耗するスタイルです。

2. デイトレード

デイトレードは、数十分~数時間でトレードを行うスタイルで、 日本のトレーダーの間で人気があるトレードスタイルです。基本的には、24時間以内にエントリーから決済を行いますが、 相場の動きがあまりない時は日を持ち越すこともあります。

レバレッジを使ったトレードをしている場合は日をまたぐ事にレバレッジ手数料として平均0.04%の手数料が必要となります。

3. スイングトレード

スイングトレードは、数日から数週間のスパンで行うトレードのスタイルです。エントリーチャンスが来るまでの時間もかかりますが、トレードの基本として長い時間足で出たトレードサインの方が短い時間足で出たサインよりも信頼性が高いため、時間はかかる一方で、トレードの成功率は高くなる傾向にあります。

③投資初心者におすすめのトレードスタイル

前述した三つのトレードスタイルの中で投資初心者の方に最もオススメできるトレードスタイルが、③の「スイングトレード」です。

理由としては、スイングトレードが最も成功する確率が高いトレード手法だからです。トレードを行う場合、エントリーから決済までの時間が短ければ短いほど、相場の流れを読むことが難しくなります。なぜなら相場の流れは常に一定ではなく、短時間で上下に大きく動くこともしばしばあるからです。

短い時間で完結するトレードスタイルは、そのような相場の急変に対応することが難しく、また含み損を抱えている時などの精神的なストレスも大きくなります。また、同じ手法を用いる場合でも、時間足の長いトレードの方がトレードがしやすくなります。

④スイングトレードのやり方

次に具体的にスイングトレードをどのように行えばよいのかという点について解説します。

おすすめはビットコインとイーサリアムのトレード

投資初心者の方が仮想通貨でトレードを始める際にはビットコインとイーサリアムのトレードから始めることをお勧めします。 理由としてはこれらの仮想通貨は仮想通貨の中での時価総額が1位と2位で時価総額の低い通貨と比べると圧倒的にトレードがしやすい環境であるからです。

時価総額の低い仮想通貨は少ない投資額に対しての相場の反応の仕方が大きくなるため、仮想通貨をトレードする際には時価総額を確認することが非常に重要なポイントとなります。

具体的にチャートをご覧いただくとわかりますが、時価総額の低い仮想通貨のチャートは、時間足が短くなればなるほど価格が飛んでいることが多く、値動きが連続したチャートになっていないことが多くあります。そのようなチャートの場合は、値動きが連続しているチャートを対象として制作されているインジケーターなどがうまく働かないことも多くあります。

ラインを使用したトレード手法

トレードにおいてどの時間足のチャートを使用するかは非常に重要であり、初心者の方が悩みやすいポイントでもあります。

スイングトレードにおいては「日足」以下のチャートを使用する必要はありません。環境認識を「週足」と「日足」で行い、トレードは「日足」チャートをもとに行います。より慎重にトレードをされたい方は「週足」のみを使ったトレードでも良いでしょう。

トレードにおいて、基本中の基本とも言えるトレード手法が、 ラインを使用したトレード手法です。これは、 テクニカル分析のトレンドライン・チャネルライン・レジスタンスライン・サポートラインの4種類の線のみを使用する非常にシンプルなものです。

この手法の運用もいたってシンプルです。まず、環境分析において現在の相場がアップトレンドにあるかダウントレンドにあるかもしくはレンジ相場にあるかを判定します。

アップトレンドにある時は、価格が下がりトレンドラインに戻ってきた時、もしくはサポートラインに戻ってきた時に買いでエントリーをします。なお、 トレンドラインとサポートラインが交差をしているポイントであればなお良いでしょう。他には、レジスタンスラインをある程度ブレイクしたところで、買いでエントリーをします。ダウントレンドはアップトレンドの真逆で考えると良いですが、価格が上がりトレンドラインに 戻ってきた時もしくはレジスタンスラインに戻ってきた時に売りでエントリーをします。またはサポートラインをある程度ブレイクしたところで売りでエントリーをします。

レンジ相場と判断される際はレジスタンスラインに近づいた際に売りでエントリー、サポートラインに近づいた際に買いでエントリーする方法が基本です。決済や損切りに関しては、エントリー地点から次のレジスタンスラインサポートラインの付近を目処に、予定の利益と予定の損益が1対1以上になるような設定をすると良いでしょう。

テクニカル分析で使用するラインや資金管理に関しては別の記事で紹介していますので、詳細に関してはそちらをご確認ください。

⑤まとめ

投資初心者の方が仮想通貨トレードを始める際には、慎重に慎重を重ねるぐらいの姿勢で始めることをお勧めします。1回のトレードに費やす金額を少なくしている限りは、大きな痛手を被ることはないと思います。少ない資金でトレードをしている際に買った時の喜びが小さいかもしれませんが、そのようなトレードが正解だと感じます。また、トレードに費やす資金は一度に増やすことは避けて少しずつ増やしていくことが賢明です。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12