大和ネクスト銀行は3月3日、「応援定期預金」の累計預入額が今年2月で1000億円を突破し、累計預入件数1.3万件を突破したと発表した。預金金利の一部を児童福祉活動など社会貢献事業に寄付できる預金で、同社は「“SDGs達成へ貢献できる預金”として多くのお客さまにご評価いただいた結果」と謝意を示している。
大和証券グループはSDGs推進アクションプラン“Passion for SDGs”を策定、中期経営計画「Passion for the Best2020」でも経営戦略の根底にSDGs達成を通じた共通価値創造の観点を取り入れている。大和ネクスト銀行の応援定期預金は「誰でも気軽に社会課題の解決に貢献できること」をコンセプトに2017年11月に取り扱いを開始。10万円または1000ドルの定期預金(3ヶ月、6ヶ月、1年)から、預入残高に一定割合を乗じた金額を、大和ネクスト銀行が顧客の選んだ「応援先」に寄付する。
円定期預金の預金金利は個人が0.1%、法人が0.03%で、ここから残高の0.02%分に、同社が同額を上乗せして寄付する。対象は、子供の医療支援や環境保護に取り組む団体で、毎年4月と10月に寄付を行う。
申し込みは、大和ネクスト銀行の取引サイトにログイン、「えらべる預金」メニューから、「円定期預金のお申し込み」または「外貨定期預金のお申し込み」を選択後、応援したい商品(支援先)を選択する。大和ネクスト銀行の預金口座と大和証券の証券口座の両方を開設し、これらを連携させ銀行と証券のサービスの両方を受けられる「ダイワのツインアカウント」を開設し、銀行預金をするだけなら手数料は発生しない。
法人申し込みは18年11月から開始したところ預入額が急増、19年7月に累計預入額600億円を突破した。2019年10月から申し込みを開始した法人限定の「笑顔の絆」は、「環境保護」「障がい者スポーツ支援」「こどもの医療支援」「こどもの自立支援」の4つのテーマで、すべての応援先を均等に応援する預金。応援定期預金の預入残高の0.02% (取扱通貨円:年利換算) および0.10% (取扱通貨米ドル:年利換算) 相当額を毎月末に計算して累計し寄付する。ドル定期預金における寄付額は、同社所定の為替レートにて円貨に交換。申し込みは大和証券の本店、支店で受け付けている。

HEDGE GUIDE編集部 ESG・インパクト投資チーム

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