米国証券取引委員会(SEC)は9月17日、10月18日に審査の最終締め切りを控えたVanEckによるビットコインETFの申請が取り下げられたことを公表した。
VanEckのビットコインETFは2018年6月に最初の申請が行われたものの、2019年1月22日にCBOE(Chicago Board Options Exchange:シカゴ・オプション取引所)が申請の取り下げを行っている。理由については、同時期の米政府機関の一部閉鎖による影響を避けるためと考えられていた。それ以外にも、SECは今年に入ってから二度に渡ってVanEckのビットコインETFの審査延期をしていた。
同取引所は9月5日より、VanEck/SolidXが規則144Aの免除の下で、適格な機関投資家(所有もしくは投資資産が1億ドル以上の企業)に信託株式を提供し始めたところだった。VanEck社のデータによると、これまでにこの商品で4万ドル相当が取引されている。VanEckのデジタル資産戦略ディレクターであるGabor Gurbacsは自身のTwitterで、ビットコインとビットコインに焦点を当てた金融革新をサポートすることを約束し、保険付きのETFを市場に投入することが最優先事項だと表明。今後も継続的なETF商品への注力の意思を示した。
【参照記事】SECURITIES AND EXCHANGE COMMISSION (Release No. 34-86995; File No. SR-CboeBZX-2019-004)
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