WWFジャパンが「生物多様性と金融」をテーマにオンラインセミナー3/25開催

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公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)は3月25日午後4時からオンラインセミナー「生物多様性と金融」を開催する。2022年1月から6月まで全6回開催予定の「生物多様スクール」の3回目。著名な有識者を招き、食、金融、経済など、身近な切り口で生物多様性について考える。モデレータは生物多様性に知見の深い、井田徹治氏(WWFジャパン理事、共同通信編集委員)が務める。ゲストは高崎経済大学学長の水口剛氏。対象は企業、報道関係者、NGO、一般など、関心がある人は参加可能。参加費無料。
 
生物多様性は今年の注目キーワードだ。世界の生物多様性は過去50年で68%喪失したと報告されており、21年の国連の気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)では、気候変動と生物多様性喪失の2つの危機に同時対策することの重要性が強調された。22年中には、国連の生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)のパート2が中国雲南省昆明で開催され、生物多様性について、パリ協定で合意されたような国際的な枠組みをまとめる予定。

環境面だけでなく、金融・経済にも影響は及ぶ。世界経済フォーラム(WEF)は20年、世界全体のGDPの半分以上が生物多様性に依存しており、過去に人類が経験したことのない喪失によってこれらの経済価値がリスクにさらされていると指摘。こうした背景から、企業や金融機関も関心を強めている。

WWFジャパンは2030年までに生物多様性の劣化を食い止め、回復に転じさせる「ネイチャー・ポジティブ」に向けて、生物多様性についての認知と理解の向上を目指している。ゲストの水口剛氏は長年、環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)要素も考慮したESG投資(責任投資)の第一線で活躍。セミナーでは、金融を切り口に、生物多様性とは何か、暮らしや社会との関わりについて考える。WWFジャパンからは金融グループ長の橋本務太が、国際環境NGOの視点から考える金融機関の役割と責任について説明する。

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HEDGE GUIDE編集部 ESG・インパクト投資チーム

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