韓国のウリィ銀行は1月18日、Rippleのブロックチェーン技術を利用した新しい国際送金サービスのテストが第二段階に入ったことをTHE INVESTORが報じた。
ウリィ銀行は今回の取り組みで日本の3つの銀行との間でクロスボーダー決済が成功するかを確認する。テストに続き、内部フィードバックを行い、ユーザーへのサービスに適用するか慎重に検討を進める。この作業には、少なくとも5〜6ヶ月を要するものとされている。
同プロジェクトは、以前もHEDGE GUIDEで紹介したSBI Ripple Asia、韓国の大手銀行であるウリィ銀行と新韓銀行、日本の61銀行からなる銀行コンソーシアムとの間で2017年12月にローンチされたパートナーシップの一環だ。
銀行間での国際送金が即時に行われ低価格になる決済サービスが実用化すれば、クロスボーダー取引がより流動的になり取引額も増えることが予想され、国際経済を活性化させる大きな可能性がある。
Googleも出資した国際送金ソリューションサービスを提供するRippleは、すでにAmerican Express、Standard Chartered、UBSなど世界中で100を超える銀行や金融機関と提携しており、これからの同社・同社技術を活用したさまざまな取り組みに注目が集まっている。
【関連記事】XRPとは?特徴・仕組み・購入方法
【参考記事】Woori Bank conducts 2nd test for Ripple-based overseas wire transfers
仮想通貨取引を始めるなら
The following two tabs change content below.

HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチームは、Web3やブロックチェーンなどフィンテックに知見が深い編集部メンバーで構成。最新のニュースやコラム、Web3に関する基礎知識を初心者向けにわかりやすく解説しています。

最新記事 by HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム (全て見る)
- DIMO、HAKUHODO KEY3と提携 日本市場で自動車データの新しい未来を築く - 2025年3月26日
- ReFiで広がるカーボンクレジット市場の未来― KlimaDAO JAPANの取り組みと展望【インタビュー】 - 2025年3月14日
- ReFi×インパクト投資×システミックデザインから見る、新しい経済システムと金融の未来(HEDGE GUIDE / IDEAS FOR GOOD Business Design Lab) - 2025年2月12日
- peaq、次世代AIインフラ企業iGam3の参加を発表 計算基盤の分散化で新たな経済圏へ - 2025年2月5日
- Xpansiv、炭素除去クレジットの専用取引市場を開設 - 2025年2月4日