イギリスの送金会社TransferGo(トランスファー・ゴー)は、提携しているリップルのODL(On demand Liquidity・旧xRapid)を2020年中にも導入する計画を明らかにした。11月25日、リップル公式サイトが報告している。
TransferGoの共同設立者兼CEOのDaumantas Dvilinskas氏は増加する顧客に対し、「2020年には数分でも競争力に劣る。そこでXRPを介したRippleNetのODL採用を検討している」と述べている。同社の送金手数料は最大0.99ユーロ(翌日送金)で、銀行の最大29%と比較しても低コストだ。そうした中でこの度、顧客のニーズに答え、即時決済以外の送金手数料が無料になるサービスも開始した。同社は、今後東南アジア、ラテンアメリカ、アフリカの新しい市場へもサービスを拡大する予定だ。
TransferGoは2012年にイギリスで創立され、低コストで国際送金サービスを提供している送金企業。現在、47か国で22の通貨に対応し、ロンドンを中心にヨーロッパ各地にオフィスを構える。同社の提供する国際送金の所要時間は通常1日で、国によっては最短30分で送金が完了する。2018年9月にリップルと提携を結んだTransferGoは、インド移民向けの送金サービスにリップルの送金網を導入している。
世界銀行によると、世界最大の国際送金先はインドで、年間790億ドルにも達しており、年間14%もの成長率が認められている。
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