積水ハウス株式会社と積水ハウスイノベーション&コミュニケーション株式会社(積水ハウスイノコム)は4月1日、コーポレート・ベンチャー・キャピタル・ファンド「積水ハウス投資事業有限責任組合」(以下、本CVCファンド)を株式会社AGSコンサルティングと共同で設立し、本格運用を開始した。ファンド規模は50億円、組合存続期間は2024年4月から2034年3月までの10年を予定する。
社会課題の解決に寄与し、同社との事業シナジーを生みだせる企業へ投資を行う。積水ハウスイノコムを中心に推進する積水ハウスグループのオープンイノベーションの取り組みを加速させる。
本CVCファンドでは積水ハウス株式会社が有限責任組合員として99.7%、積水ハウスイノコムが0.1%、AGS コンサルティングが無限責任組合員として0.2%を出資する。
投資先は、積水ハウスイノコムの事業開発領域、”LX(Living、Lifestyle、Learning・Transformation)”のコンセプトに沿って選定、技術の確立や社会実装までに資金を要する場合の支援を強化することで、ソーシャルインパクトの創出を目指す。
また、積水ハウスグループの既存事業のさらなる促進のため、建設業や不動産業における顧客獲得、設計・生産・製造・アフターサービス等の業務改善のプロセスイノベーションを行う企業も投資対象とする。
積水ハウス イノコムは今年2月1日設立。積水ハウスグループのコアコンピタンス(技術、顧客基盤データ、人財)を活用した事業創造と、同グループの人財育成を担う。事業を通じ「住まいと暮らし」に関する様々な社会課題解決を掲げる。
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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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