米国際送金大手マネーグラムは6月17日、ブロックチェーンを活用した国際送金ソリューションを提供する米Rippleと戦略的提携を結んだことを発表した。また、マネーグラムはXRPを利用する国際送金サービスxRapidの利用を視野に入れていることも明かされている。
マネーグラムは国際送金や支払いサービスを行う送金プロバイダーだ。同社のネットワークには、200以上の国や地域にある有名な小売業者や企業が含まれており、世界各国で確実な送金と受領を行うことができる。世界各国に10分程度で送金・受取が可能な同社の送金サービスは、既存の国際銀行決済よりもシンプルな仕組みで、送金にかかる時間が短く安価なことが特徴だ。
Rippleは、このほど締結された2年間を契約期間とするパートナーシップの初期投資として、普通株と新株で構成されるマネーグラムの株式3,000万米ドルの投資を行った。Rippleによる1株の買い取り価格は4.10米ドルで、プレミアが上乗せされた価格であるという。また、Rippleは1株4.10米ドルを最低価格として、最大2,000万米ドルの追加投資を行うことも可能だ。
マネーグラムはXRPを活用した送金ソリューションxRapidにより、オペレーションコストを削減し、運転資金の確保、収益・キャッシュフローの改善を図っていく考えだ。
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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