マネックス証券は、マネックスグループ傘下で仮想通貨交換業を行うコインチェックと連携し、マネックス証券の個人顧客に仮想通貨などのデジタル通貨を販売していくことを検討している。4月16日、米国ビジネス誌Bloombergが報じている。
マネックス証券は1999年の設立当時、日本最大のオンライン証券会社だった。現在はSBI証券や楽天証券などが競合となっており、業界内の競争は激化している。報道によると、マネックス証券代表の清明祐子氏には、コインチェックとマネックス証券両社ユーザーのニーズを満たす狙いがあるという。仮想通貨の取引は20代から30代の若年層が中心であるのに対し、証券の取引は40代から50代が主な顧客となっている。シームレスなサービスの実現により、マネックス証券とコインチェックの両社でのシナジーが見込めるという。
証券会社には証券口座を利用した仮想通貨取引に関する問い合わせが寄せられているものの、システムの準備や現行の法律の兼ね合いなどの課題もある。どのように金融庁から求められる要求をクリアし、サービスを提供していくのか。今後の動向に注目だ。
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立花 佑
自身も仮想通貨を保有しているWebライターです。HEDGE GUIDEでは、仮想通貨やブロックチェーン関連の記事を担当。私自身も仮想通貨について勉強しながら記事を書いています。正しい情報を分かりやすく読者の皆様に伝えることを心がけています。
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