イーサリアムキラー代表格、FTX Japanが取り扱うSolana(ソラナ)とは?

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今回は、Solana(ソラナ:SOL)について、大手暗号資産取引所トレーダーとしての勤務経験を持ち現在では暗号資産コンテンツの提供事業を執り行う中島 翔 氏(Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12)に解説していただきました。

目次

  1. FTX Japanが国内で唯一取り扱うSolana(ソラナ)とは?
    1-1. Solana(ソラナ)の概要
    1-3. Solana(ソラナ)の特徴
  2. Solana(ソラナ)を利用するプロジェクト
    2-1. Star Atlas
    2-2. Secretum
    2-3. Brave
  3. まとめ

国内仮想通貨取引所「FTX Japan」では「イーサリアム・キラー」の代表格として注目を集める仮想通貨ソラナ(SOL)の取り扱っています。そこで今回は、日本上陸を果たしたソラナについて解説します。

1. FTX Japanが国内で唯一取り扱うSolana(ソラナ)とは?

次に、FTX Japanが国内で唯一取り扱う仮想通貨「ソラナ(SOL)」について解説します。

1-1. Solana(ソラナ)の概要


ソラナとは2020年3月、スイスのジュネーブに本社を置くソラナ財団によって正式にローンチされたブロックチェーンプラットフォームです。ソラナは急速に開発・利用が進んでいる数々のDAppsを、高い性能によって支えることを目的として開発され、そのプラットフォーム上では仮想通貨SOL(ソル)を発行しています。

レイヤー1ブロックチェーンであるソラナは、安価な取引手数料、強化されたスケーラビリティ、高速なトランザクションなどから「イーサリアム・キラー」の代表格として注目されており、その取引価格は2021年8月ごろから急激な上昇を続け、2021年11月6日には史上最高値である258.93ドルを記録しました。

1-2. Solana(ソラナ)の特徴

①処理速度が速く、取引コストも安い

ソラナには処理速度の高い新たなコンセンサスアルゴリズム「PoH(プルーフ・オブ・ヒストリー)」が採用されており、取引コストを抑えることを実現しています。

具体的には、ビットコインのトランザクション処理数が7/秒、イーサリアムの15/秒に対し、ソラナは50,000/秒と圧倒的な処理速度を誇っています。

②レイヤー1のみで完結可能

イーサリアム等では「レイヤー2」を採用し、スケーラビリティ問題の解決を試みていますが、レイヤー2には脆弱性や透明性の問題があることが懸念されています。一方ソラナでは、トランザクション処理速度やブロック生成速度が非常に速いため、レイヤー1のみでの処理の完結が可能です。

③ステーキングが可能

ソラナにはステーキング報酬も存在し、長期間の保有によるインカムゲイン(ステーキング報酬)を得ることも可能です。

2. Solana(ソラナ)を利用するプロジェクト

ソラナはその性能から、様々なアプリケーションに採用されています。ここでは、ソラナを利用するブロックチェーンプロジェクトについて解説します。

2-1. Star Atlas


Star Atlasは、600年後の宇宙空間が舞台のメタバース上のブロックチェーンゲームで、ソラナ基盤で稼働するため、ゲーム内取引の超高速処理が可能です。Star Atlasは、宇宙船での戦いや宇宙空間の探検がメインで、ゲーム内の経済活動では収益を得るPlay-to-Earnとして報酬にも結び付けられます。

また、プレイヤーは、ATLASトークンを使ってゲーム内の船や船員、土地、装備品などの購入が可能です。

2-2. Secretum


Secretumは、世界初の完全分散型・暗号化メッセージアプリケーションです。Secretumでは、全メッセージが完全に暗号化され、ネットワーク上にある認証済みノードに保管されるため、WhatsApp等のクラウドシステムに基づくメッセージ機能と異なり、ハッカーのアクセスを遮断することができます。

また、メッセージアプリでありながら、仮想通貨とNFTの取り引きも可能です。

2-3. Brave


インターネットブラウザBraveは2021年11月、ソラナネットワークを機能として統合することを発表し、2022年前半に、Braveのデスクトップとモバイルのブラウザに、ソラナブロックチェーンのウォレット機能を搭載するとしています。

これにより、ソラナ上で構築されているdAppsが、Braveのブラウザ内で動作するようにもなるということです。

3. まとめ

「イーサリアム・キラー」と言われるソラナは、その性能の良さから様々なアプリケーションで活用されています。今回国内取引所での取り扱いがスタートしたことで、より購入しやすくなり、価格上昇が見込まれるため、今のうちの購入を検討してもいいかもしれません。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12