Google Cloud Platformは、次世代分散型台帳技術ヘデラ・ハッシュグラフを管理するヘデラ統治協会に参加することを11日、公式ブログで発表した。
ヘデラ・ハッシュグラフは独自のハッシュグラフ・コンセンサスアルゴリズムに基づいており、大企業が求める高速で安価、ファイナリティを備えた大量トランザクションを可能にするパブリックネットワークだ。2019年9月のメインネット開設以来、ヘデラはGoogle Cloud Platformのネットワークサービスの「プレミアム階層」を使用してきた。安全な環境によって、開発者はヘデラネットワーク上に、高スループット、遅延の少ない分散型アプリケーション(dApps)を構築できている。
ヘデラ統治協会はプロトコルとネットワークを管理し、ガバナンスの安定性と信頼性を確保する。ヘデラ統治協会の参加企業には、IBMやボーイング、野村ホールディングスやタタ・コミュニケーションズなどの一流企業が含まれており、最終的に合計39社構成となる計画だ。
統治協会の一員としてGoogle Cloud Platformは既にヘデラネットワークの管理ノードを運用している。また、同社が公開しているビットコインやイーサリアムなどパブリックブロックチェーンの分析データ群にヘデラ・レジャーを加え、一般に利用可能にする。
ヘデラ・ハッシュグラフは、決済の取り消しを防ぐファイナリティ性を備え、スケーラビリティの課題をクリアしている。これらの課題はこれまで企業によるパブリックチェーンの採用を妨げてきた。Google Cloud Platformの分析データもまた、企業によるモニタリングの課題を補完するだろう。GCP はヘデラネットワーク上で可能な、様々なユースケースの実現に期待を表している。
【参照記事】Working with Hedera Hashgraph to support the next generation of distributed ledger technology
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