GMOインターネットグループの暗号資産取引業を営むGMOコイン株式会社は9月29日、レバレッジ変更による「暗号資産FX」BTC/JPYユーザー数の変化を公表した。
GMOコインでは、創業当初から、ビットコインのレバレッジ取引が可能な「暗号資産FX」を提供している。2019年7月31日には、レバレッジ倍率が10倍から4倍に変更になるという取引環境の変化があったが、この際、「暗号資産FX」のユーザー数にはどのような変化があったのかについて検証が行われている。検証は「暗号資産FX」と「販売所」それぞれのサービスを利用してビットコイン取引を行ったユーザー数の合計を100%とした百分率の推移で表されている。
2018年の「暗号資産FX」のユーザー数の割合は、2月、3月を除く全ての月で「販売所」を上回る結果となった。また、2018年6月には、2018年1月から2020年8月までの期間で最多となる59%となった。
2019年の「暗号資産FX」のユーザー数の割合は、6月は「販売所」を下回ったが、それ以外の月は「販売所」と同じ、または上回る結果となった。BTC/JPYのレバレッジ倍率は2019年7月31日に10倍から4倍に変更されたが、「暗号資産FX」のユーザー数の割合は1月から6月にかけて減少、7月から9月の3ヶ月は「販売所」と同じ割合となり、10月から12月にかけては52%で横ばいとなった。
2020年の「暗号資産FX」のユーザー数の割合は、8月は「販売所」を下回ったが、それ以外の月は「販売所」と同じ、または上回る結果となった。
今回の検証により、「暗号資産FX」のBTC/JPY利用ユーザー数の割合は、レバレッジ倍率の変更に向けて緩やかな減少傾向となっていたが、そこまで大きな変動は起きていないことが判明している。またレバレッジ倍率が変更されて以降も「暗号資産FX」と「販売所」のユーザー比率は大幅に変動することなく、いずれも50%前後で推移を続けている。
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