昨今報じられる中国のデジタル通貨発行の計画は「不正確な推測」に過ぎないかもしれない。仮想通貨メディアNewsBTCが報じるところによると、PBoC(People’s Bank of China:中国人民銀行)はメディアによるビットコインのようなデジタル通貨を数ヶ月以内に発行するとする報道を否定したという。
PBoCによる否定の報道がある一方で、ForbesはPBoCが11月11日を目途に独自のデジタル通貨発行を実現できるし、中国最大のインターネットショッピングAlibabaや中国大手IT・インターネットサービスのTencentをはじめとする7企業への配給を予定を報じている。
中国のデジタル通貨を巡る報道の背景には、Facebookの子会社Calibraが主導する「Libra」の影響が大きいことがある。中国はインターネットの再来とも言われるブロックチェーン領域で世界にリードするため、規制策定に足踏みをする各国よりも早く新技術の実証・導入に取り組みたい狙いもある。ブロックチェーンのステークホルダーとしても無視できない中国の動向に引き続き注目していきたい。
【参照記事】ECB: Cryptocurrency Cannot Be Created By Member States, What This Means For Crypto
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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