株式会社ドリームインキュベータは2月1日、「インパクト志向金融宣言」に署名したと発表した。同宣言は、投融資先がもたらす環境・社会への変化を捉えて環境・社会課題を解決するという考え方(インパクト志向)を前提に、創出されるインパクトを測定・マネジメントを実施したうえで投融資判断を推進するため、署名機関が互いに連携して活動していくためのイニシアティブ。一般財団法人社会変革推進財団(SIIF)が事務局を務める。
ドリームインキュベータ社は”社会を変える 事業を創る。”をミッションに掲げ、社会インパクトのある事業創造や社会課題解決に資するベンチャー企業への投資、日本初・アジア最大級のソーシャル・インパクト・ファンド「Next Rise ソーシャル・インパクト・ファンド投資事業有限責任組合」の組成などを行い、サステナブルな社会課題解決を目指している。
同社は「社会を変える 事業を創る」というミッションの下、新たな事業創造を支援するビジネスプロデュースを推進してきた。昨年はアジア最大のソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)ファンドを組成し、民間企業のノウハウと資金を活用した新しい成果連動型の仕組みにより、自治体が抱える社会課題の解決に取り組む。また、インドを中心に、途上国の社会課題解決に資するベンチャー企業への投資を推進している。署名にあたり「本宣言に基づき、さらなる環境・社会インパクトを生み出す投資活動を推進していく」としている。
署名機関はアセットマネジメントOne株式会社、ANRI株式会社、株式会社ウィズ・パートナーズ、株式会社環境エネルギー投資、株式会社かんぽ生命保険、株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズ、京都信用金庫、GLIN Impact Capital、グローバル・ブレイン株式会社、株式会社静岡銀行、株式会社新生銀行、第一勧業信用組合。第一生命保険株式会社、但馬信用金庫、日本ベンチャーキャピタル株式会社、Beyond Next Ventures 株式会社、フューチャーベンチャーキャピタル 株式会社、プラスソーシャルインベストメント株式会社、株式会社MAKOTOキャピタル、三井住友トラスト・ホールディングス株式会社、株式会社三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行株式会社、ミュージックセキュリティーズ株式会社、リアルテックホールディングス株式会社、株式会社りそなホールディングスが名を連ねる。
【参照リリース】株式会社ドリームインキュベータ「投融資を通じて環境・社会課題解決目指す「インパクト志向金融宣言」へ署名」
【関連サイト】インパクト志向金融宣言

HEDGE GUIDE編集部 ESG・インパクト投資チーム

最新記事 by HEDGE GUIDE編集部 ESG・インパクト投資チーム (全て見る)
- MAGシルバー、第4回年次サステナビリティレポート公開 安全性指標で3年連続改善 - 2025年7月1日
- タタ・スチール、2045年ネットゼロ目標達成へ サステナビリティ動画シリーズを開始 - 2025年7月1日
- インパクトスタートアップの8割超、インパクト投資に前向き。SIIFとISAが初の共同調査結果を公表 - 2025年6月30日
- 廃棄物焼却のEU ETS導入で最大3,200万トンのCO2削減、2万人超の雇用創出も―CE Delft調査 - 2025年6月30日
- NTTデータ、持続可能な経営推進で世界経済フォーラムに加盟 気候・自然・循環経済の3分野で協働 - 2025年6月30日