人々のビットコインへの関心は2017年のバブル期に比べてはるかに低い。主要データで浮き彫りに

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グーグル検索数やSNS、取引量などから総合的に判断した結果、ビットコインや仮想通貨(暗号資産)は大規模な採用段階(マスアダプション)に至っていないというデータが示されている。ブロックチェーンニュースメディアThe Blockが7月6日、伝えている。

The Block独自の調査によると、グーグルによるビットコイン検索数、仮想通貨取引所のツイッターアカウントの新規フォロワー数、ウィキペディアのビットコイン記事の閲覧数、ビットコインの対米ドル取引量などの指標がいずれも、2017年12月の水準を大幅に下回っている。当時、ビットコインは2万米ドルの過去最高値に達した。

グーグルのビットコイン検索数は、2017年12月17日週のピーク値に対して8分の1程度となっている。バイナンスやコインベース等の仮想通貨取引所のツイッターアカウントの合計フォロワー数の1週間平均の増加数は2018年1月に254,000件に達したが、2020年の1週間平均は5340件程度と、50分の1となっている。ウィキペディアのビットコイン記事の閲覧数は2017年12月3日週のピークに対して31分の1。ビットコインの対米ドル取引量は2017年12月17日に約170億米ドルの最高値に対したが、2020年の1週間平均は約25億ドルであり7分の1の水準だ。

これらの指標は、仮想通貨市場の参入者が減少して、依然として回復していない現状を反映している。しかし、過去2年間で市場構造は成熟して大幅に制度化しており、次の上昇相場が起きた際に機関及び個人投資家のさらなる参加が期待されている。

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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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