2020.12.29 暗号資産マーケットレポート【年末ムードの中上値を切り下げるビットコイン 】

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昨日のビットコイン 相場は26,000ドル台から27,000ドル台半ばまで反発するも、買いは続かず再度26,000ドル台半ばまで下落。上下の値幅が500ドルから1,000ドルの間で動いており引き続き値動きの激しい展開が続いている。また昨日はリップル以外のアルトコインが全体的に上昇しており、イーサリアムは最高値を更新。

イーサリアムはステーキング需要によるロックアップの金額が1,400億円を超えてきており、イーサリアムを短期的に売るというよりは長期的に保有する投資家が増えてきている状況。DeFi市場への資金流入も追い風となる中、DeFi関連の通貨も上昇しており、ビットコインからアルトコインのターンに移り始めたような動きとなっている。

リップルは自立反発後、リップルの売り買いを停止する取引所が増えてきており、上値が引き続き思い状況。リップルはテクニカル的にもまだ下を試しにいく方が可能性としては高いと考えている。

足元はビットコインとリップルを売りつつイーサリアムに一部資金が移動しているようなフローが出ているため、今日はその動きが継続するか注目したい。ビットコインは今日は下目線で戻り売りを推奨。27,500ドルをバックに売り上がることがベターか。

米国市場は昨日トランプ大統領が一転経済対策法案に署名をしたことで堅調に推移。リスクアセットが崩れるような様子はなく、年末まで落ち着いた相場となるか。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12