昨日のビットコイン相場は18,000ドルから18,600ドルのレンジで推移。アルトコインに関しては総じてビットコイン対比で弱含んだ展開となっているが、取引高もあまり伴っていない状況のため、時間調整の範囲として捉えていい動きとなっている。
昨日のニュースとしては、シンガポールの大手銀行DBSが機関投資家向け暗号資産取引所を来週ローンチすることを公表しており、大手金融機関が暗号資産取引のニーズが拡大する中でサービスを展開する動きが継続している状況。米国大手保険会社もビットコインを1億ドル購入しているなど、中長期的に保有されると予測される投資家からの買いが入ってきており、今月も大きな調整は見られにくいか。
オプションのポジションは18,000ドルにピンはあるものの、20,000ドルのピント、16,000ドルのピンが大きいことからあまり大きくは影響しないと思料。12月は流動性が薄くなる月でもあり、年末の換金売りのフローも出やすいことから、突然の急落には注意したいところ。
中長期的なポイントとしてはドル安が現在進みそうになる中、米国含めて世界的に低利回りの環境が続いており、ドル安地合いがビットコインを押し上げるようなフローも出やすいと考えている。
テクニカルでは18,600ドルのレジスタンスラインを頭にして下方向で見ており、引き続き戻り売り戦略で問題ないか。
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中島 翔
一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12
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