2020.12.9 仮想通貨マーケットレポート【材料のない中ビットコインは調整安へ】

※ このページには広告・PRが含まれています

昨日のビットコイン相場は大幅下落。下落する材料が特段ない中での下落となり、昨日の高値から約1,000ドル近く下落しており、短期的なロング勢が投げさせられる格好となっている。

アルトコインも総じて下落しており暗号資産市場全体が調整安の日となった。

昨日、Citiのアナリストがビットコインを大量に購入した上場企業の格付けを引き下げたことが報じられた。これは、インサイダーセリングと大量購入したことによる企業へのバリュエーションに問題が生じることを懸念したことが理由となっている。

クレジットアナリストからするとこの格下げについては妥当な判断のようにも感じるが、格下げは企業としては大きなダメージになることから、格付けを引き上げられるようにビットコインを売却するのではないかと連想されることが昨日のビットコイン下落のトリガーになったと個人的には考えている。

米株市場は財政刺激策の期待が高まったことにより上昇。日本株も連れ高となっており、引き続き12月は堅調な地合いが継続しそうな状況。

テクニカルでは18,400ドルから18,600ドルのサポートラインをブレイクしており、少しロングは控えながら戻り売りで臨みたい形状。18,500ドルから上に200ドルずつ売りの指値を入れておき19,000ドルを超えるあたりを損切りラインとしてトレードしたいところ。

【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法

仮想通貨取引を始めるなら

The following two tabs change content below.

中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12