2020.12.7 暗号資産マーケットレポート【ビットコインは調整後に再度反発へ】

先週末のビットコイン相場は一旦調整後に反発。一時18,600ドル付近まで軟化する動きも見せたが、再度19,400ドル付近まで本日朝には上昇してきており、下にいってこいの展開となった。

アルトコインもビットコインと同様の動きとなっており、暗号資産市場全体の底堅さに変化は見られない。

XRPでは、リップル社のCTOがエスクロー口座のXRPをバーンする可能性があるとコメントしている。同社は毎月10億XRPを放出していることから、この数量は長期的なXRPの動向には影響を与えるか。長期的な供給サイドがなくなることから需給で考えると上方向に圧力をかけやすい話題となっている。また今週はSparkトークンの付与があるため、XRPの動きには注目しておきたいところ。

マーケット全体ではリスクアセットが総じて上昇していることがビットコインの底堅さにもつながっている印象だが、少しビットコインが出遅れている状況にも見える。MicroStrategyのCEOが追加のBTC購入で50百万ドル購入すると公表したことが短期的なショートカバーを誘った形となっており、現在の動きとなっているか。ビットコインの投資信託の残高は1兆円を超えてきており、長期的なビットコインの需要は淡々と伸びてきている様子。

テクニカルでは短期的に方向感がわからなくなってきているため無闇なエントリーは控える環境と思料。若干三角保ち合いのような形状になってきているため動いた方向についていきたい。

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中島翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS（Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12

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