2020.12.3 暗号資産マーケットレポート【方向感が出ないビットコイン】

※ このページには広告・PRが含まれています

昨日のビットコイン相場はサポートラインとなっている18,500ドル付近のラインを何度か下方ブレイクを試すも失敗し反発。19,000ドル台前半を回復する動きとなっている。

アルトコインは総じて大きな動きなく推移。久しぶりに少し落ち着いた動きとなっており、取引高も昨日は落ち着いた推移となっていた。

トピックとしては昨日アメリカ下院で暗号資産ステーブルコイン に関する新たな法案「STABLE」が提出されている。この法案ではステーブルコインを発行するには銀行設立許可所を取得し、また連邦準備制度及び連邦預金保険公社の承認を得る必要がある内容となっており、かなりステーブルコインを発行することにハードルが上がる内容となっている。

足元ビットコインは20,000ドル付近での大口のクジラと呼ばれている投資家の売り圧力が目立っており、年末に向けて大きく突破するのかどうかは12月上旬の底堅さで左右される印象。

通常12月はポジションを増やすということはあまり機関投資家も行わず、クリスマスに向けてポジション調整を行うことがアノマリーとしてもあるため頭に入れておきたいところ。

NYダウは最高値を更新しており、30,000ドルまで後100ドルちょっとのところまで上昇している。リスクアセットへの資金流入はなかなか止まらないことからその間ビットコインも底堅い試合は続きやすい印象。

テクニカルでは本日19,500ドルのレジスタンスラインで止まるかどうかに注目したい。

【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法

仮想通貨取引を始めるなら

The following two tabs change content below.

中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12