先週末のビットコイン相場は急な調整安から1,000ドル幅で急落するも、下落幅を取り戻す展開に。一時14,000ドル台半ばまで急落したが、その後は堅調な地合いが継続し15,500ドル付近まで回復する動きとなった。
アルトコインも総じて調整安となっていることから、ここまで一本調子で上昇していたため利益確定のフローが入ったと考えられるも、押し目で買えなかった投資家のフローが底堅い相場につながっており、引き続き上昇トレンドは継続するような雰囲気。
アメリカ大統領選挙はバイデン氏が勝利宣言を行い、政権移行を進める中でトランプ大統領は敗北を認めておらず、裁判となると少し長引きそうな状況。しかしバイデンラリーを株式市場は期待する中でご祝儀相場が始まるとビットコインにもいい影響を与えるか。
オプション市場でも16,000ドルのストライクにポジションが積み上がっているため15,800ドル付近まで到達いた場合はマグネット効果で一旦は16,000ドルタッチの可能性が高いと考えている。
テクニカルでは引き続き上昇トレンドは継続。ボラティリティは高い状況であることからlot数は少し落としつつ、下がったところを拾っていくスタンスは維持しておきたい。15,000ドルを目処にロングポジションを作っていくのがいいか。2017年のバブルからの調整でフィボナッチをチェックすると16,200ドル付近で止まりそうな様子のためそのラインは意識しておきたい。
【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法
仮想通貨取引を始めるなら
The following two tabs change content below.
中島 翔
一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12
最新記事 by 中島 翔 (全て見る)
- 脱炭素に向けた補助金制度ー東京都・大阪府・千葉県の事例 - 2024年10月22日
- 韓国のカーボンニュートラル政策を解説 2050年に向けた取り組みとは? - 2024年10月7日
- NCCXの特徴と利用方法|ジャスミーが手掛けるカーボンクレジット取引所とは? - 2024年10月4日
- Xpansiv(エクスパンシブ)とは?世界最大の環境価値取引所の特徴と最新動向 - 2024年9月27日
- VCMIが発表したScope 3 Flexibility Claimとは?柔軟なカーボンクレジット活用法を解説 - 2024年9月27日