先週末のビットコイン相場は大幅上昇する動き。一時60,000ドルの下抜けするかという動きを見せていたビットコインだが、10月下旬から続いていた60,000ドルから64,000ドルのレンジを上抜けするような動きを見せ始めており、本日は11月2日の高値をトライしている状況。
一旦は予想通り60,000ドルで止まってくれたことで安心感が出ており、トレンドが出たと判断して67,000ドルを再度トライすると考え、ポジションをどこで積み増すかを検討。ボリンジャーバンドでみると63,000ドル台後半、62,000ドル台後半に2σ、1σが推移しているため、一旦ボリンジャーバンドをみながら高値掴みを避けつつポジションは増やしていく予定。
11月9日からスタートするSwellを前にXRPが上昇してきており、Swell前は上昇するというアノマリーが今年は機能している様子。XRPは現在の米国ではSECと抗争中であり、この進展によっては更なる上値余地もあることから出遅れ銘柄としてはそろそろチェックしておきたいという印象を持っている。
仮想通貨のニュースとしては、ネムとシンボルがハードフォークを計画というが公表されている。また、NY市長に続いて、フロリダ州タンパ市長も給与をBTCで受け取る意向を示しており、アメリカでもビットコインが普及し始めていることが見て取れる動きが相次いでいる。
米国ではインフラ法案が可決、仮想通貨の課税強化されることになるためこれは仮想通貨市場には短期的にはマイナスな影響か。
米国市場は株式市場が続伸。ナスダックは10連騰を記録しており、S&P500指数も5週連続続伸と良好な動きが継続。FOMCでのFRBのハト派姿勢を受けて10年金利は1.45%まで急低下しており、ドルインデックスが下落するなかドル円は113円台前半まで下押しする動きとなった。
ドル円は113円台半ばでフィボナッチリトレースメントでは23.6%戻しの位置となっており、次の38.2%戻しの位置は112.57付近なことから円高方向に進むことも考えて、113円台半ばで一旦ロングエントリー。113.30を割れてくれば一旦ストップアウトで再度113円台割れでロングエントリーを検討している。
ニュースとしては、テスラ社のイーロン・マスク氏が保有しているテスラ株の売却をすべきかTwitterでアンケートを取っており、売却を過半数が指示したことで大きな売り圧力が生まれるのではないかという懸念が広がっている。
【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法
仮想通貨取引を始めるなら
中島 翔
最新記事 by 中島 翔 (全て見る)
- 地球環境を守る新たな金融支援、GX経済移行債の役割とは? - 2024年4月5日
- トランジションボンド/ローン、環境への投資を促進するファイナンス手段 - 2024年4月2日
- SDGs債の新潮流、サステナビリティ・リンク・ボンドと発行事例を解説 - 2024年4月2日
- 環境意識高い投資の始め方、グリーンボンドの基本と国内実用例 - 2024年3月29日
- 地方銀行が推進する環境サステナビリティとグリーンファイナンス - 2024年3月29日