昨日のビットコイン相場一時60,000ドルを割れる動きを見せるも、その後62,000ドル超えの水準まで急反発。しかし62,000ドル付近にあるレジスタンスラインを抜けきれず反落し、再度60,000ドル付近へ。60,000ドルあたりでは底堅く推移しており、60,000ドルから62,000ドルのレンジ内の値動きに終始した。
ビットコインは個人的には59,000ドルのサポートを割れるまでは上方向でポジションを取りつつも、ポジションを増加させるタイミングは62,000ドルのレジスタンスラインを抜けてからと考えており、少ないポジションで調整しながら逃げる準備もしておきたいというスタンスを継続。
ハッシュレートも一度落ち込んでから反発基調が継続しているのが下記チャートから見て取れる。
足元メタバースで注目を集めているゲーム関連通貨の値動きが乱高下。SANDやMANAが上下に数十%の値動きを見せており、短期的なトレーダーの遊び場となっているような相場展開。また犬コインの注目であるSHIBも調整安が一旦終了し、引き続き上昇する動きとなっている。
しかし中期的にかなり上昇していることもあり、ここから更なるバブルというのは考えにくいことから上昇したらショートで攻める方がリスクリワードとしてはありかという印象。チャートからタイミングを図るというよりは時価総額から判断することが賢明と考えている。
米国市場は株式市場が小幅上昇する中、米国債金利は1.60%まで上昇していたものの、後場にかけて金利低下の動きとなり、1.56%へ。ドルインデックスも下落しており、米ドルは対主要通貨に対して反落する動きとなった。
米国時間にISM製造業景況感指数が発表されたが、引き続きサプライチェーンの混乱が大きく影響している数値が公表されており、新規受注が落ち込む中、仕入れ価格指数が85.7、供給業者の納入を示す指数は75.6と原材料の調達に大きな遅延が起きていることを示している。特に半導体の調達が困難となっており、自動車業界が一番影響が出てしまっている状況となっている。
ドル円は衆議院選挙で自民党が単独過半数を獲得したことを受けて日経平均株価が700円以上大幅上昇する中、ドル円は114円台半ばまで上昇。しかしNY時間の米ドルの下落に連れ安となり114円付近まで反落する展開に。
オプション市場ではFOMCを控えて円高に備える動きよりもイベントリスクの円安方向を意識するポジションが増加しており、年末までの円安方向の目線は強くなってきている様子。
FOMCまでは仕掛けづらいが、一旦は円高方向で推移した場合はドル円はロングで仕掛けていいだろう。
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中島 翔
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