2021.10.29 仮想通貨マーケットレポート【ビットコインは上下に乱高下】

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昨日のビットコイン相場は59,000ドル台から61,000ドルを回復後、58,000ドルまで4,000ドルほど急落し、再度62,000ドルまで上昇する等上下に激しく動く展開が続いた。

アルトコインはアップグレードが完了したイーサリアムが上昇するも、その他に目立った動きはみられず堅調な展開となっている。一方で足元急騰していたSHIBは大幅調整する動きに。他の犬コインが上昇しており、正直意味不明とも言える動きが続いているがこれが仮想通貨の面白さかもしれない。

上昇したタイミングでもファンディングレートはマイナス圏で推移しており、高値でショートを振っていた投資家が諦めて損切りの買い戻しを迫られた後に急落した。テクニカル分析もほとんど機能しないマーケットだったこともあり、投資初心者は引き続きリスク管理が難しいため触らない方が無難か。

ビットコインは上下方向感なく推移しており押し目を作るなら56,000ドル付近という目線は変えていないことから、引き続きエントリーは見送り。その他押し目で買いたいのはSOLやAVAXあたりが狙い目と考えている。

昨日の仮想通貨のニュースとしては、米SECはレバレッジ型ビットコインETFは承認しない方針となっていることや、CFTCによって仮想通貨の60%はコモディティであるとするコメントが出ていた。

米国市場は株式市場は大幅上昇しており米国債金利も1.58%まで上昇。米ドルは予想対比悪化したGDPや中古住宅販売制約件数の落ち込みが背景なのか対主要通貨に対して下落しているものの、ドル円は円安圧力も一定程度あったこともあり113円台後半まで持ち直す展開に。

ユーロドルは1.1500台後半まで下落していたが、ドル下落とECB理事会で緩和路線は維持し、PEPPは減速しつつ継続と予想通りの内容となったことからユーロの短期的な買い戻しから1.1600台後半まで上昇する動きとなっている。

正直ドル円やユーロドルの方向性がECBを通過したことで個人的にまだトレード判断はできなたいため、今日は見送り。明日の選挙結果後の動きを見て来週から改めて日本株やドル円は考えたい。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12