2020.10.26 暗号資産マーケットレポート【大統領選挙前の利食いのフローに注意】

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先週末のビットコイン相場は再度高値圏を模索する展開に。しかし13,200ドルから13,300ドル台のレジスタンスに阻まれ、レンジブレイクの騙しのような動きから急落し13,000ドル付近で横ばいの動きとなっている。13,000ドルは大台の節目であるためある程度意識されている様子だが、ポジションはかなりロング勢に傾いてきていることもあり、短期的に利食いのフローに押されやすい状況になりつつある。

またアメリカの大統領選まで残り8日程度となっていることから、米株の急変動にも注意したいところ。株はある程度高値圏で推移していることもあり、フローとしては大統領選挙前のポジション調整の利食いの可能性の方が高いか。

現在では米株とビットコインはデカップリングが進んでいるため気にしないという投資家もいるが、大統領選挙というビックイベントも控えていることから、ビットコインへもそのイベント前の調整安が入ってもおかしくないと考えている。

フィボナッチで見ると9月につけた安値からの下落目処は12,500ドル付近のため、その辺りをターゲットにショートで入るか、12,000ドル-12,500ドル付近でのロングの指値を仕込んでゆっくり待つのが無難な戦略か。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12