昨日のビットコインは急落後反発する展開。62,000ドル台後半をつけた後に昨日朝に59,000ドルまで下落する動きを見せたものの、押し目をつけた格好となり、再度62,000ドル台に上昇する動きに。

本日アメリカ時間にビットコインETFが上昇し期待が高まる中で底堅い展開が継続するような動きとなっている。一方でETFに関して先物ETFのメリットがあまり感じないという声も聞かれており、どの程度ETFが売買されるのか注目。ETFを利用して現物を保有しながら先物プレミアムの乖離幅が大きくなる可能性があることから、裁定取引で利用されることもある。
こうした中、盛り上がりに欠ける展開も考えておくべきであり、ビットコインETF承認で機関投資家、個人投資家全てが価格上昇する方向に向いていることや、SNSでビットコインを全く知らない初心者が注目し始めていることは少し危ないサインとも言えるだろう。
オンチェーンをチェックすると、クジラと呼ばれる100BTC以上の保有者が大幅に増加しており、現物でBTCを保有している投資家が増加していることが把握できる数字となっている。次は取引所からの流出が増加してくれば短期的な売り圧力は後退するため、上方向の圧力がかかりやすくなるためチェックしておきたいところ。
米国市場は目立った変動はなく落ち着いた一日。米鉱工業清算指数が予想対比悪化しており、特に自動車関連の数値が低下していた。経済指標が株価にはあまり影響しておらず、特に気にする必要はないか。
ドル円は114円台前半での推移となっており、見方は変えておらず115円まで急騰した場合はショートでエントリーし、114円を割れてくる水準となればロングでエントリー。
日経平均株価は引き続き30,000円ターゲットでホールド。米国債金利は10年金利が1.65%-1,70%あたりまで金利上昇すると考えているためショートを継続している。
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中島 翔

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