2020.10.15 暗号資産マーケットレポート【11,600ドル付近まで上昇するも一転反落、11,500ドルの攻防】

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昨日のビットコイン相場は上値の重い展開。現在上昇トレンドを継続している中、一度11,600ドル付近まで上昇するも、一転反落し上にいってこいの展開となっている。

昨日から注目のイベントRIPPLE SWELLが開催されており、本日まで行われている中リップルがsell the factの流れから下落しやすい地合いにもなっている様子。これまでのアノマリーではリップルはイベントの1か月前後前から上昇し始め、イベント日には売られるという相場の典型的な「噂で買って事実で売れ」の展開が多かったが、今年はイベント前にもあまり上昇していないためアノマリーはなくなってきているか。

昨日の米国市場は大統領選を控え、大統領選挙前の経済対策合意はほぼ不可能に近いことを財務長官が示し、株は下落する動きに。バイデン氏勝利の場合、一時的に株安の可能性もあるため、ここから上値を伸ばすにはトランプ大統領の巻き返しが必要になるか。

株の上値の重さもビットコインにはネガティブな状況のため、プットコールレシオが示している通り一旦のビットコイン下落も視野に入れておきたい。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12