昨日のビットコイン相場は久しぶりに調整安の動きに。58,000ドルブレイクを狙い何度か上値トライをするも失敗し、短期的な三角保ち合いを形成、その後下抜けしたことで勢いがちつき、短期的なストップを巻き込み54,000ドルまで4,000ドルほど下落。
急落する場面では短期的な戻りを狙う買いも入っているが、4時間足のチャートでみると、中心線を久しぶりに明確に割れてきているため、ロングでエントリーするのは少し早い印象。
ファンディングレートも引き続きポジティブとなっているが、過熱感はそこまでなく、調整がもう少し進むかは正直わからないところ。しかし、調整がもう少し進むとなった場合、日足のフィボナッチリトレースメントで確認すると、23.6%の位置が53,000ドル台前半、38.2%が51,000ドル前後、半値戻しが48,000ドル台後半となっているため、一旦は50,000ドルあたりまで押し目を作ってくれれば再度ポジションを積み増す方針でいいというゆっくりとしたスタンスで構えている。
一方でイーサリアムの下落は限定的であり、ビットコインからアルトコインへの資金移動が行われているような全体的な価格形成が見られた。
仮想通貨のニュースとしては、スイスのシンクタンクがビットコインを国の準備資産として利用すべきとの提案しているというニュースが出ており、先進国がビットコインを利用するような動きが少しでも出るのは大きなニュースかもしれない。
また、FTXで提供されているSolanaベースのNFTのプラットフォームでETHベースのトークンにもサポートしていくニュースが出ている。
米国市場は株が小幅下落する動きに。米国債金利も10年金利が1.57%まで低下しており、足元の金利上昇が小休止と行ったところ。しかしドル売りにはなっておらず、ドル円も113円台半ばあたりで推移しており下落幅も限定的。
ドル円は114円を超えてくる展開を年末まで予想しており、114円台半ばは2018年の高値の位置でもあるため、ここを超えてくると2017年最初につけている118円台半ばの高値が次の高値目処となりそうな状況。月足でも完全にドル円は上方向となっているため、長期的にも売る環境ではないか。IMFの先物ポジションを見ても円のショートが減少しており、円安が進行する中で買い戻しを余儀なくされたような数字が出ている。
インフレ懸念が引き続き残っている中、本日NY時間に消費者物価指数が発表されるため、注目。
【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法
仮想通貨取引を始めるなら
中島 翔
最新記事 by 中島 翔 (全て見る)
- 脱炭素に向けた補助金制度ー東京都・大阪府・千葉県の事例 - 2024年10月22日
- 韓国のカーボンニュートラル政策を解説 2050年に向けた取り組みとは? - 2024年10月7日
- NCCXの特徴と利用方法|ジャスミーが手掛けるカーボンクレジット取引所とは? - 2024年10月4日
- Xpansiv(エクスパンシブ)とは?世界最大の環境価値取引所の特徴と最新動向 - 2024年9月27日
- VCMIが発表したScope 3 Flexibility Claimとは?柔軟なカーボンクレジット活用法を解説 - 2024年9月27日