2021.10.11 仮想通貨マーケットレポート【ビットコインは56,000ドル上抜け失敗】

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昨日のビットコイン相場は何度もう上値トライをするも抜けきれずに失速する展開に。しかし54,000ドル付近では底堅く推移しており、短期的には54,000ドル台前半にサポートラインが引けることから、ここを下抜けするか、もしくは56,000ドルを突破するのかが本日のポイント。

SNSでもビットコインや仮想通貨を知らない人たちがビットコインを買い始めたとのコメントが多くなってきている印象。個人的には一旦ここら辺の短期ロング勢が撤退するような下落が入るのではないかと思い始めているが、中長期的には上方向の目線は変えていない。そのため大幅な下落まで待ちつつ、下落したら落ち着いてロングポジションを仕込んでいくスタンスで構えており、引き続き43,000ドルからのポジションは保有した状態で維持。

イーサリアムは3,600ドル付近で頭を抑えられており、ビットコインは最高値を更新していることに対してイーサリアムの戻りがかなり遅い状況。全体的に引き続きビットコインに資金が流入しており、機関投資家のフローも入ってきていることやETF承認期待が高まっている中上方向への圧力はかかりやすい環境。一方で規制絡みのニュースもアメリカで出てきているため、そのようなニュースで急落することを期待したいところ。

米国市場はまちまちな動きに。アメリカの雇用統計は予想を下回る結果となり、一時ドル円は111円台半ば付近まで下落するも完全に騙しのような動きから反転し112円台に乗せてくる展開に。

ドル円は個人投資家のショートが溜まったままの状態であることから、短期的には112円台半ばまでのショートカバーが起きても不思議ではないため、112円台でも短期的にスキャルピングではロングで攻めてもいいと考えている。一方で高値は112円台半ばから後半を見ており、上値はそこから重くなると想定しているが、売る材料もあまりない印象のため、できればロング方向で攻める方針には変わりない。

岸田首相が金融商品に対しての増税を今すぐの話ではないと否定していることやアメリカの債務上限問題も一旦年末まで先送りされたことから、リスクとしては中国のクロスデフォルト程度。中国は毎度お馴染みの話と考えておりすぐに崩壊するシナリオはないと考えているため、株はここから強気でロングを保有していく予定。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12