昨日のビットコイン相場は上昇。43,000ドル台から45,000ドル付近まで反発し引き続き反発地合いが継続。その他仮想通貨市場全体も上昇しており、引き続き堅調な地合いが続いている。
背景としては先日のFOMCが無事に通過したによって株は上昇する中、売られ続けていた仮想通貨市場に買い戻しのフローが入ってきている。取引所への資金流入は見られておらず、引き続き現物の売り圧力というのはあまり見られてない中、50,000ドルがターゲットになりそうな状況。
リスクシナリオとすれば、中国政府が中国恒大のデフォルトに備えるよう指示を出したというニュースが出ている。中国政府は中国恒大を助けないという思惑が広がっており、同社が破綻した場合は短期的に株安からビットコインも連れ安となり、仮想通貨市場全体に波及するシナリオは考えておきたい。
しかしそれ以外に売り材料がなくなっているため、引き続きビットコインはロング方向でエントリーする予定で、本日は43,000ドルをバックに買い下がりのスタンスで。イーサリアムは3,200ドルにレジスタンスラインがあるため、ここを突破してきたらついていくスタンスで考えている。
米国市場は3指数が大幅上昇。引き続きFOMC後の流れが継続している様子で、ドル円も110円台を回復する動きに。
世界全体で見るとノルウェー中銀がG10の国々で最初に利上げを昨日行っており、イギリスもインフレ率が4%を超えてくる可能性があることから利上げが予想され始めている中、少しずつ世界全体で緩和方向から引き締めスタンスに変更する国々が増え始めている状況。一方でトルコ中銀が予想外の利下げを行っており、経済状況自体はあまり良くない様子。
トレード戦略としては予定通りドル円は110円半ばの方向に向かっているが、110円台半ばでは利益確定は行わない方針で、111円あたりをターゲットに保有し続けるスタンスに変更。日経平均株価も31,000円をターゲットにロングエントリーを行う方向性でいいか。
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中島 翔
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